2017/10/15(日)
2017/10/15 札幌 PENNY LANE 24
SET LIST |
- ひとりソウルのテーマ
- フレンズ
- 朝日のあたる道
- ビッグサンキュー
- ラヴァーマン
- 希望のバネ
- Moon Light Serenade(グレン・ミラーのカヴァー:歌詞付)
- Million Secrets of JAZZ
- Tender Love
- 或る逃避行
- 接吻
- In The Mood (デューク・エリントンのカヴァー*1:インスト)
- BODY FRESHER
- R&R
- GOOD MORNING GOOD MORNING
- Masked
- ブロンコ
- フリーライド
- The Rover
<アンコール>
- 新曲(タイトル言及なし。サビ歌詞がHappy Birthday...)
- EVERY DAY EVERY DAY
<アンコール2>
2017/10/15 札幌 PENNY LANE 24
雑感 |
Twitter で「初お披露目の試み」と宣言していたものは、(https://twitter.com/tajima_takao/status/919384943393828864)映像を使った多重録音だった。本人曰く「田島ドッペルゲンガー」。
会場が暗転し、ターンテーブルでレコードに針が乗る映像が流れる。エアドラムをしながらボイスパーカッションでリズムを取る田島がまず現れ、続いてベース田島、そしてコーラス田島(3人)計5人が映像に登場。ステージに田島本人が現れ演奏が始まった。
使われたのは以下のタイミング。
1回目:ひとりソウルのテーマ(オープニング)
2回目:Moon Light Serenade
3回目:R&R
画像 https://www.instagram.com/p/BaReCSohTt2/
前日に同じ会場でライヴをしていたコーネリアスを即座に思い出した。しかしもちろん、そのままの使い方ではなく、「ひとりソウル」の延長としての使い方というのはすぐにわかった。
特に2回目のときは、山下達郎ばりのひとりアカペラとなり、映像と見事なアンサンブルを奏でていた。「ひとりソウル」スタイル5年目にしての、大幅なチェンジ。今後、もっともっと面白いアレンジでやってくれるに違いなく、大いに期したい。
ターンテーブルの映像は、最初は「おおっ!」と会場が驚いていたものが、3度目に流れたときは「ワハハハハ」という笑いに変わっていた。さすが、笑いのツボを心得ている。
前日の帯広公演に行った方に聞いたところでは、帯広では映像パートはなく、その代わり「今日は3部構成で、ソウル、次にジャズ、その次にロックでやります」と発言されていたそう。
この日の公演ではその言及はなかったのだが、1~6, 7~13, 14~ラストで明確に演奏スタイルが変わっていたのはわかった。
* * *
中盤のジャズパートでの、田島のジャズギターの腕がまた上がっていた。アルバムにもみられる「たどたどしさ」がほとんどなくなってきている。本人も嬉しいのだろうか、「Million」や「In The Mood」でドヤ顔でギターを弾くさまがなんとも憎らしかった(笑)。
「フレンズ」のオープニングにはびっくり。アンコールの新曲も「こどものなみだ」のようなソフトバラードだった。これも次のアルバムの方向性なのだろうか。
アルバム『ラヴァーマン』は普遍性のあるポップスがテーマだったように思うのだが、次は「バラード」「ソウル」「ジャズ」「ロック」という田島の持つ多面性を並行して強調するアルバムになるのだろうか。
(でも、「ひとりソウル」が次のアルバムの布石になるとは限らないのは、『ELECTRIC SEXY』という例もあるし…)。
「新曲は結構作っています」というMCもあったので、来年のリリースを期待したい。
*1:ジョー・ガーランド作曲のジャズスタンダード。MCではデュークに言及