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バベルの塔または火星での生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード

IDを変え、引越しました。 現在は https://originallove.g.hatena.ne.jp/keyillusion/ です。

2007/01/25 (木)

[] ナップスター  ナップスター - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

d:id:originalovebeer:20070125でも書いたように、ナップスターをはじめた。詳細はそちらに譲りますが、こんなブログをお読みのほとんど諸兄には、マジお薦めです。

そっちにも書いたけど、携帯プレイヤーのために電器屋は丹念に通った。しかし、コラボ相手のタワーレコードへはまったく出向かなかった。機械も手に入って、せっかくだしちょっと顔出してみるか、と行ってみた。

ナップスターコーナーは、レジの片隅に申し訳程度にあった。そこには『SUB TITLE』というフリーペーパーが置いてあった。とりあえずもらっておくか、と紙面を広げて驚愕。


田島のインタヴューが載ってるじゃん!!!! しかも、巻頭1ページ目にどアップで!


田島がナップユーザーとは、この瞬間まで本当にまったく知らなかった。掌の上の孫悟空とは、このこと? こういうとき、運命を感じるほどナイーヴな性格ではないので、なんだか哀しくなる。

たしか、田島Macユーザーだったはずなのだが、ここではVAIOを使っている。携帯プレイヤーは、DOCOMOのF902iS。この企画用の借り物である可能性はある。


[] 『SUB TITLE』2007.JAN に掲載  『SUB TITLE』2007.JAN に掲載 - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

上記参照の、ナップスター用フリーペーパー。タワーレコードで配布。

よくよく調べなおしたら、2006年11月に掲載されていた『TITLe』の記事を、ナップスター用に抜粋したもののようだ。『TITLe』読み忘れた人(自分もそう)は、タワレコへGO。

映画の話ではなくて、音楽だけについて語っているのが、なんだか久しぶりで新鮮。珍しくクラシックの話もしてる。田島ってメシアン好きなんだ。気が合いそう(笑)。

ちなみに、その記事で田島が紹介しているのが次の3枚。

[] Nap Side of ORIGINAL LOVE  Nap Side of ORIGINAL LOVE - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

ナップスター自体、アーカイブとしての能力は元々すぐれているんだから、それを聴き手がより活かして行ける方向に、働きかけてくれれば最高じゃないかな。

と仰る田島御大の作品は、東芝EMIのアルバムだけが10枚あるばかり。しかも、1曲150円で「購入専用」の曲しかない。商売的な理由はわかるけれども、BONNIE PINKなんかはベストはフリーで聴けるようになっているのだから、ちょっとその辺考えてもいいんじゃないのかな。

ナップで聴けるアルバムを、「人気度順」でソートして紹介。

  1. オリジナル・ラヴ 2000(ミレニアム)BEST
  2. Singles
  3. THE VERY BEST OF ORIGINAL LOVE
  4. 風の歌を聴け
  5. Summer Love
  6. WILD LIFE
  7. 結晶 SOUL LIBERATION
  8. SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE
  9. セッション
  10. EYES

LOVE! LOVE! & LOVE!』がない!(不信)

『2000BEST』とか『SINGLES』とかなんて、音源全部持ってないと満足できないようなファン*1しか聴いてないものなのになぁ。まぁ、それはどのミュージシャンにしても同じか。そうだとしても、声を大にして言いたい。ベストじゃなくてオリジナルを聴け!(『Sunny Side』含めて)

*1:むろん、自分のこと

norinori2007/02/02 17:54お久しぶりです。
「TITLE」は購入しないで立ち読みで済ませたのですが、フリーペーパーに抜粋記事が掲載されているんですね。私ももらってこようかと思います。
立ち読みだったのでハッキリ覚えていませんが、田島さんは現在進行形でナップスターを使用しているんですか、立ち読みした時の記憶だとナップスターを田島さんに使ってもらってみて、その感想や意見があれこれ書かれているという印象でした。(記憶違いかもしれません)
私もナップスターについては、立ち読みした後に検索して調べてみて、便利だし興味を持ったのですが、結局始めていません。
ORIGINAL LOVEのアルバムが東芝EMI時代のしか無いってのは厳しいですね。
フリーで聴けるアルバム(?)もあるとのこと、しかもそれがボニーピンクって事でなお興味が湧きました。

originalovebeeroriginalovebeer2007/02/04 03:00>そこまでは田島さんは現在進行形でナップスターを使用しているんですか
このフリーペーパーの記事では、そこまで明記されていません。ただ、内容的には「試し聞き」という感じは否めず、携帯の型の古さといい、試用の可能性のほうが高そうです。

>便利だし興味を持ったのですが、結局始めていません。
ボニピのベストは、よくよく見たらなぜか後半だけでした。J-POPは本当に少ないので、期待するとかなりガッカリすると思います。たとえば、ピチカートやパーフリはひとつもありません。レーベルでいえば、AVEX、SONYが弱いようです。逆に元ネタ探しとか、欲しかったけど金がなくて買い逃した洋楽CDが多かったような人種(自分のことです)には堪らないです。今度、「検索したけどヒットしなかったミュージシャン」というのも記録してみますので、あわてて登録しないで、しばらく様子を見てください。

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2007/01/23 (火)

[][]「東京 飛行」感想 その3~「微妙なあたりの曲」たちについて 「東京 飛行」感想 その3~「微妙なあたりの曲」たちについて - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

d:id:rararapocari:20070123:OLと、たしかに内容が被りつつありそうなので、横目で見つつも、印象を忘れぬうちに急いで残しておく。

東京 飛行

ジェンダー

絶対にキライなはずがない曲なのだが、なんだか煮え切らなかった曲。

イントロの時点では、「1曲目」が来たと思った。これほど「1曲目らしい1曲目」の重量感のあるイントロは、自分の中では「ティラノサウルス」以来だった。「Wedding of the Housefly」~「築地オーライ」まではといえば、どちらかというと軽さを感じていて、本題前の前奏という感じに思っていたからだ。

まさにローリング・ストーンズの「Dancing with Mr. D.」的な理想的なイントロ。このリフがどのように展開していくのだろうとワクワクしながら、聴き進めていった。

しかし聴き終わってみれば、どうにも盛り上がり切れずに取り残された自分がいた。それはひとえに、あのサビ。「ジェジェジェジェンダー」と、タイトルそのまんまの歌詞と、工夫のないメロディ。これじゃまるで、友達とバンドを結成したての高校生が作ったみたいな曲。これでワクワク感がすべてぶち壊れてしまった。「ヘイヘイヘイヘイ!」というシャウトも、いっそう虚しく響くばかり。

最初の感想で、この曲は「10年前にも書けた曲」と書いたことについても触れておく。プライマル・スクリームや90年代U2のダンサブルさに、ブルース・エクスプロージョンのようなブルージーさ。田島なら間違いなく、1996年の時点でこの曲を書くことができたろう。

と、ここまで自信たっぷりに書くのは、『RAINBOW RACE』の後、『DESIRE』の1曲目として自分の頭の中によぎっていた曲が、まさにこのような曲だったからだ。もちろん実際には、田島がそんなこちらの思惑通りの曲を書くわけがなく、そしてその後もずっとそのはずだった…が、10年経った今、本当に形になって出てきてしまった。しかしそれは、喜びよりも悲しみの方が大きい。「変身」という田島の本質に惚れこんだ今となっては、「予想の範疇」のサウンドなんて、単なるお茶濁しにしか思えないからだ。

「Dancing with Mr. D.」についての捕捉

こちらなどで試聴できますが、イントロから聴けるものは見つけられませんでした。途中から聴くと、それほど似ているとは思えないかもしれません。なお、『山羊の頭のスープ』はストーンズの中ではマイナー扱いなアルバムなのですが、実際には素晴らしいアルバムですので、1曲といわず全曲聴いてください。「アンジー」も入っているし(ま、それはどうでもいいけど)。ちなみに「Mr.D」とは、『L』3曲目と同一人物のことです。

山羊の頭のスープ

オセロ

この曲に関しては、rararapocariさんのこの素晴らしい予想に中てられた。

d:id:rararapocari:20061124:othe

この文章に触発されて実際に『オセロ』(asin:4042106099)を読んだ。嫉妬に狂い死ぬ英雄の悲劇。それと同じタイトルの曲を、ラヴソングに「開眼」したという田島が書くというのだ。「嫉妬」がテーマのラヴソングなんて、想像するだけでゾクゾクする!…と思いきや、結局「白と黒」の話やんけ(ガッカリ)。

(もちろん、素晴らしい古典を読むキッカケをくださったrararapocariさんには、感謝の念以外なにもありません)

最近はようやくガッカリ感から開放されて、だいぶ平常心で聞けるようになってきた。本当の評価はこれからだ!(少年ジャンプ風)

ところで、田島はときどき、こんな聴いていてこっ恥ずかしくなるようなメロディをさらけ出す。田島は、自分ではジョン・レノンを引き合いに出すことが多いのだが、実はポール・マッカートニー的な音楽家なのではないかと思うのだけど、ビートルマニアの方、どんなもんでしょう?

(「ポールと田島」については、Lindaさんにコメント欄で詳しいフォローを頂きました。勝手な思い込みが強かったことを確認できました。ありがとうございます)

rararapocarirararapocari2007/01/25 01:14「ジェンダー」は、今思えば、発売前の試聴でイントロを聴いて、あまり惹かれるものが無いと感じたものの、長めに聴けば印象が変わるだろうと思って保留し、発売後に実際に試聴して、サビが盛り上がらないのにがっかりした覚えがあります。総評としては、やはり一曲目としては「弱い」!これに尽きます。ストーンズのは、あのジャケの怖いアルバムですね。ちょっと聴いてみたいと思います。
オセロについては、言いたいこともありますが、自分のところのエントリのためにとっておきます。(笑)

LindaLinda2007/01/25 10:25ここで書き込みさせていただいているうちに、だんだん自分の痛さに気づき始めて、ちょっと書き込みを控えようと思っていたんですが・・・。私はビートルマニアかどうかわからないけど、大好きでビートルズとウィングスのファンクラブに入ってました。田島さんの曲を聴いていて、「ジョンっぽい」と思った曲は何曲かあります。「明日の神話」もそうです。メロディやコード進行とか。なんて、なんのコードが使われてるのかわからないですが、ジョンの曲の進み具合を感じさせるような。田島さんは、解散後のポールの曲はあまり聴いてなかったみたいで、「沈黙の薔薇」の頃に出演した横山剣さんのラジオで「あまり聴いたことがないから、CD買ってきて聴いてる」って言ってました。番組内で田島さんの選んだ3曲がかかったのですが、すべてその買ってきたCDからのポールの曲で、選曲がもうもうポール大好き人間の私にはお涙モノ。田島さんの曲の中で「ポールっぽい」と思った曲は、私はたぶんないです。「こっ恥ずかしくなるようなメロディ」は、昔の曲に感じることが多いです。
ポールついでに。ポールの前妻ががん闘病中に作られたアルバムがあるんですが、サウンドは地味なものの「愛」「苦悩」「祈り」のようなものが胸に迫って私は大好きなんです。この中の1曲で、とても素敵な曲でライブで聴いてみたいとファンが思っていた曲があったんです。2002年の来日の時に、プラカードでこの曲を歌ってほしいと観客席からポールにアピールしてくれたファンがいて、ツアー後半の大阪でとうとう歌ってくれちゃったんです。東京で歌われなかったら、田島さんは聴いてないんだ~。田島さんが最近のインタビューで「人生=アート」というようなことを言っていましたが、そうだよな~と思います。ちょっと本題からそれました。すいません。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/27 02:19>rararapocariさん
「サビが盛り上がらない」と思ったのは、自分だけではなかったわけですね。ちょっとホッとしました。ただ、「弱い」と思っている箇所は、微妙に違うのかもしれませんね。
ところで、「あの怖いジャケ」のパロディがあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/tmatsumoto/diary/200606160000/

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/27 02:23>Lindaさん
今気づいたのですが、もしかしてハンドルは「前妻」が由来なんでしょうか?
それにしても、それとなく振ってみたのがクリティカルヒットして嬉しいです。ありがとうございます。やっぱりビートルズ関連は奥深いですね。もっと、ジョンとポールのような向かい合う2人の違いがわかるように、試してみます(勝手に一人で)。

>ちょっと書き込みを控えようと
Lindaさんに限らず、コメントになかなか正面から応えられていないのは実は自覚しています。消化するのに時間がかかっているだけなので、とても申し訳なく思っています。というか、普通みたいに愛想の良い振る舞いができないのが、ここの特徴とでも思っていただいた方がいいかもしれません(笑)。
皆さんのコメントは、間違いなく自分の血肉になっています。次のアルバムが出るまで尽きないほどのネタを、すでに頂いていると思っています。むしろ、思いついたことをガーっと垂れ流していただける方が嬉しいです。何かの拍子に不意に話を掘り起こすこともあると思いますので、気長にお付き合いいただければと。

LindaLinda2007/01/27 10:07ちょっと書き込みを控えようと思っていたのですが、また出てきてしまってすいません。ハンドルの由来は当たり~!です。前にk.c.e.さんにも見破られました。1回だけ使うつもりで適当に名乗ったのに、ずっと使っちゃってます。ただ、ネットで知り合った方にライブでお会いしたときに、「Lindaさん」と呼ばれると、お前何者や?という感じですね。「おばちゃん」と呼んでください。
前妻のリンダは、ずっと私のライバルだったんですが(アホですいません)、彼女が亡くなってから彼女のいろいろなことを知り、尊敬する女性に変わりました。リンダが生きていたら、ポールの音楽活動は今と全然違うものになっていただろうなぁ。今のあの離婚騒動は、辛すぎる。アーティストにとって女性の存在っていうのは、曲作りや活動に物凄く影響大だと思います。ジョンもポールもそのタイプだと思います。田島さんもそのタイプではないかな~?何回か結婚して子供が8人いるスティービー・ワンダーはどうなんでしょう。日本公演前に、研究してみます。またまた本題とずれてしまって、すいません。ここに書き込むのは、確かにちょっと構えてしまう、と言いますか・・・。のはずですが、書き始めるとそうでもなかったりして。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/28 02:40>田島さんもそのタイプではないかな~?
え、そうなると、自分の耳の基準では、今はあまり幸福ではない状態になってしまいますよ、(笑)。「ジェンダー」「オセロ」のようなマイナーコードが、なんか引っかかります。
でも、歌詞の方から突っ込めば、田島が現在進行で「恋」をしているのかもしれない、という感じもなくはない?「遊びたがり」とか?
バラくまさんがおっしゃってた「個々の恋愛観がストレートに問われるような作品集」というのは、感覚としてはわかってきました。まぁそれを言葉にできるほど、恋愛経験が乏しいのが致命的なのですが(笑)。

LindaLinda2007/01/28 10:53またまた登場してすみません。「恋愛」というとイメージ的には「幸福」なんですけど、「苦悩」でもあるんじゃないかと思うんですよね。私も恋愛経験が乏しいので、あーだこーだ言えないのですが。
「オセロ」を初めて聴いた時の印象は、「なんだかクネクネひん曲がって、ズバッとしてない感じ。インドの蛇使いみたい」と思いました。何なんだ、このクネクネ感は。これも、心の中を表現しているんでしょうか。ちょっと不思議な曲だと思いました。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/30 09:44「君は天使じゃなくて痛み」とか「嫌いになるほどあなたが好きなの」ってやつですね。小西氏は本当に天才だと思います。『東京 飛行』にもそのくらいのものがあるのか…まだあんまり聴いてないや。
「オセロ」のクネクネ感(「のだめ」のミルヒー?)は、慣れると心地よいですね。

バラくまバラくま2007/01/31 22:08じわじわと盛り上がっていますね!ところで、私の勝手な解釈をoriginalovebeerさんに押しつけてしまっているようでしたら申し訳ないです。戯言なので聞き流して下さいね(笑)
「オセロ」の歌詞、すごく好きです。恋愛をゲームとか駆け引きだとか言うと軽薄な印象になってしまいがちですが。成就するのかしないのか、相手の反応に一喜一憂する片想い期最大の喜びや苦しみを上手に表現した歌詞だと私は思っています。晴れやかではないクネクネな曲調にも、そのドツボ感が出ているように思います。ミルヒーは、色恋沙汰は大得意分野なんじゃないでしょうか??(笑)

originalovebeeroriginalovebeer2007/02/01 08:34ミルヒーのクネクネと田島ダンスは似てるかも(笑)。
おかげさまで、このアルバム、少しずつ引っかかり始めています。今、わざと聴いていませんが、前と違ってじっくりと寝かせている感じです。あともう少し、いくつか考えていることがあって、それが整理できたときにもう一度きちんと聴いたら、もしかしたら「来る」予感があります。

2007/01/20 (土)

[][]「東京 飛行」感想 その2~「ニガテなあたりの曲」たちについて 「東京 飛行」感想 その2~「ニガテなあたりの曲」たちについて - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

東京 飛行

東京 飛行』の歌詞世界が独特のものであることは、こちらでコメントをいただいてきた中で、なんとなくわかってきた。じゃあそう言われたからといって、歌詞を精読しながら聴いて、「これはすばらしい!」と掌を返すようでは、この1ヶ月の七転八倒になんの価値がある?

自分は何をこんなに『東京 飛行』が気に食わないのか。それを書き留めておくことも、それなりに意義があることと勝手に信じて、以下の3曲について語ってみる。

例によって、また辛辣に書いています。でもこれを書かないと、自分の中で次の話に進めないので、一気に吐き出させてもらいます。はい、調子に乗ってます。あらかじめ謝っておきます。

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2007/01/14 (日)

[][]『東京 飛行』感想 『東京 飛行』感想 - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

東京 飛行

東京 飛行

発売から1ヶ月以上。ずっと沈黙を貫いてきたが、はじめて『東京 飛行』について書く。

最新の感想

はじめて、歌詞を読みながら聴いた。ついに「歌」が聞こえてきた。あぁ、こういうことを歌っていたのか。言葉を重視したアルバムだったのだ。音楽が「主」で言葉が「従」だった今までとは、まったく逆の関係なんだな。

色褪せた印象しかなかった歌詞カードが、ようやく色彩を帯びて見えてきた。「髑髏」というタイトルに代表されるように、漢字に非常に気を配っているのがわかる。このアルバム、歌詞を先に書いて、曲は後に付けたのかな?

「13号室」。へぇ、そういう歌詞だったのか。ハードなリフの必然性がようやくわかった。

明日の神話」の歌詞のなんとシンプルなことか。この曲の歌詞だけ他の曲とまったくカラーが違う。このアルバムの中で最も最初に書かれた歌詞なのだから、当然なのだが。メロディにぴったりと寄り添う歌詞。自分に馴染みの田島の歌詞だ。

それでわかった。このアルバムの曲の歌詞は、情報量が多すぎるのだ。よくいえば「文学的」なのだが、書き言葉で読まないと、それがまったく伝わってこない。少なくとも「音楽的」ではない。何を歌っているのかわからない、まったく染み込んでこないのも当然だった。聴き方を違えなければいけなかった。

「遊びたがり」は、ラスト曲には弱いと思っていたけど、歌詞を読んでその意義が少しわかった。これは「セレナーデ」のような、切なくも浮かれた曲だったんだ。そのままエクトプラズムが飛んで、「東京 飛行」というわけか。なるほどね。

引用っぽくしているが、もちろん自分の感想。ようやく、このくらいには気分が落ち着いてきたなぁ、とまるで他人事の気分で書いてみた。

しかしこの境地にたどり着くまでが、七転八倒だった。聴くたびに感想を残していたのだが、今読み直したら、とても載せられるような内容ではなかった。

以下に、今の時点でのありのままの感想を残してはおくけれども、とても心臓に悪い内容であることは、釘を刺しておきます。上の感想に共感するところのない人には、単なる罵詈雑言にしか読めないかもしれません。まぁ、こんな程度の耳でもファンブログをやっていけるんだな、というくらいの気持ちで読んでください。

続きを読む

rararapocarirararapocari2007/01/16 01:20ご無沙汰しています。久しぶりにoriginalovebeerさんのエントリが読めて嬉しいです。内容については、共感できる部分と共感できない部分と半々くらいでしょうか。具体的なポイントについては、長くなるので、自分のところでエントリを立てて触れていきたいと思います。
いずれにしても、音楽を聴く側の状況というのは、当然のことながら「印象」に大きく影響して当然ですね。自分を振り返ってもつくづくそう思います。けなすベクトルでもいいので、早く「苦悩」から脱出して楽になれることを願っています。
今後もよろしくお願いします。

LindaLinda2007/01/16 10:50お久しぶりです。私もoriginalovebeerさんのエントリが読めて嬉しいです。originalovebeerさんの感想はきっと辛口なんだろうな~となんとなく予想はしていたので、大丈夫です。
私のOLの聴き方は、こんなファンはあまりいないかもしれませんが歌詞が絶対重視なんです。昔の作品はそうじゃないんだけど、「街男 街女」から。だから、1聴目は歌詞カードを見ながら聴きます。音を聴く前に歌詞カードだけ先に見ることもしません。とにかく音と歌詞を同時に初めて体感するんです。この聴き方で「鍵、イリュージョン」で体が震えるほど感動しちゃって、それからはこの瞬間が楽しみで生きてるって感じです。田島さんの歌詞を田島さんの声で音と同時に体感したいっていうのかな。それに田島さんの言葉はなかなか聴き取りにくいところがあって、歌詞カードは絶対必要。そんな聴き方で痺れちゃったのが「13号」と「遊びたがり」。「13号」は夏のライブで聴いているわけですが、何を言っているのかほとんどわからず、なんだかピンときませんでした。やっぱり歌詞は重要なんだと思ったしだいです。
田島さん自身が「サウンドより詞」だと今回のインタビューで言われていたけど、その分、音の方が力が抜けて凄くOLっぽくなっているような気がしました。力みがないというか。その力みが「新しい引き出し」になっていたのかな、と思います。
最近のインタビューで「合う人には合う、合わない人には合わないアルバムになってるのかな」とか「人が引いちゃうところもあるかもしれない」とかちょっと弱気的な発言もあるけど、私はやばいくらい引き寄せられてしまいました。多分、5年くらい前の自分だったら、OLファンでもなかったし興味が出なかったアルバムだったと思います。私生活やその時の考え方って、音楽を聴くうえで物凄く影響大だと思います。
アルバムに注文をつけるとしたら、塩谷さんのピアノもっと聴きたかったゾー、ということです。長くなっちゃってすいませんでした。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/17 10:51さすがにコメントは付かないだろうな、と思っていたので、コメントをいただける皆様は、それ以上の「さすが」です。ありがとうございます。

自分としては「辛口批評」は本意ではないのですが、ありのままを書くとこれ以外の書きようがありません。それだけ、最近の精神状態が荒んでいるのでしょう。

反りの合わないアルバムについて語ることは本当に苦痛なのですが、気持ちの許す範囲で、できるだけ正直に書き連ねていきたいと思っています。けなすためのけなしだけは、しないようにしますが。そして、ところどころツッコミどころもあえて用意してますので、どうぞ遠慮なくツッコんでください。

さて、歌詞の重要さは、最近の1回で痛感しました。しかし自分にとって、歌詞を読むときは、音楽自体が非常に気に入ったあとで、さらに理解を深めるときです。言葉を楽しみたいなら詩集を読んだ方がマシ、という考えがどうしても抜けません。また、良い歌詞であれば自然に耳に入ってくるものだという考えもあります。それは、洋楽から音楽に入ったせいなのだと思いますが。

音楽的にぜんぜんダメだったものが、歌詞を読むことによって180度見方が変わったアルバムは、いままでたったの1枚しかありません。それは、小沢健二の『犬は吠えるがキャラバンは進む』。もっともこれも、「今夜はブギーバック」リリース後に再発掘してのことだったので、『東京 飛行』もそれなりの時間が必要なのではないだろうか、と覚悟してます(いや正直、そこまでの歌詞世界かな、という不安もありますが)。

5155152007/01/17 22:03こちらではお初です。誰かわかるかな〜?(笑)
originalovebeer さんの感想。ずっとずっと心待ちにしてました。なかなか出ないという事は大絶賛ではないなとは予想してました。実は自分も最初ダメでした。いいと思ったのが「カフカの城」ぐらいで辛かった。それにライヴで聴いた3曲+シングル2曲+セルフカバー1曲+インスト1曲という事は耳新しい曲はたったの4曲だった訳で、そのへんの物足りなさも手伝って凹みました。でも最近聞き込むほどに「13号室からの眺め」と「遊びたがり」がずんずん良くなってきます。「遊びたがり」(タイトルはいまだに好きになれない)が実質ラスト曲というのは納得いきます。このアルバムで曲作りにおいては確かに実力があがってきている(歌詞の力やまとまりという点で?)のは実感できるんだけど、自分は田島にはまだまだ作曲やアレンジの点でも驚かせて欲しいという気持ちがあるんだろうなと。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/18 09:47>515さん 文体的にSさんでしょうか?
これはLindaさんへの回答にもなりますが、「歌詞重視」というのはやはり「新しい引き出し」ですよね。それは実感しつつあるのですが、うーん、でもなかなか繰り返し聞く気にはなりません。いつもの、本能の赴くままに繰り返しリピートする、というあの感覚が今回はありません。でも、「ニガテなあたり」を飛ばせば案外いいアルバムかも、と思えるくらいにはなってきました。

こないだ『brigde』を読んだのですが、田島自身の言う「ロック」は、自分がこれまで抱いてきたORIGINAL LOVEの「ロック」と相当に開きがあるようです。例えば、「カフカの城」はロックですが、「13号室」はちっともロックではありません。そんな「ロック」とは何ぞや、そして自分はORIGINAL LOVEのどのあたりが好きだったのか、そういうあたりの再確認作業が必要かな、と思っています。

今回インタヴューは、『音楽と人』『MARQUEE』を読んだのですが、他に読んでおいた方がいいものはありましたでしょうか?

LindaLinda2007/01/18 09:51今回のプロモーションで田島さんが「パッと聴きじゃわからない。本や映画もいい作品、深いものはパッと聞いてわかるものじゃない。」と言われていました。そうか~。でも、それが田島さんの言う「ポップ」なのかどうかっていうと、う~ん、わからない。それから声を大にして、「わかったことを言っちゃいけないよね。わかりません、でいいじゃないですか!ハハハ!」と言っておりました。
今回はサウンドについての話はあまりしてなかったですよね。新しいギターを買ったということは、興奮して話されていましたが。ちょっと気になってました。サウンドに関しては、自然体の田島貴男になってるんでしょうか。私もとくべつ歌詞重視で音楽を聴いてきたわけではないけど、田島貴男にそうされました。
originalovebeerさんの感想は、ぜんぜんけなしだと思ってませんし、けなすためのけなしも出てこないと思ってます。どんどん書いてほしいです。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/18 10:45>「パッと聴きじゃわからない。」
対田島の場合は、そのレーダーが働くと信じていたのです。『L』のときも『ムーンストーン』のときも、「これがわかるのはオレだけだろう」という自惚れにも似た直観があったのですが、今回はあのときの感じがまったくありません。それだけに余計に戸惑っているわけです。

まだ他の人の感想は斜め読みなのですが、ほぼ全員が絶賛だったのも、凹んでいた原因です。これから少しずつ、他の人のもきっちりと読んでいきます(ようやくそういう心持になってきました)。でもそうなると、「そうじゃないだろう」という気持ちが強くなってケナシになってしまいそうなのが怖いです。実はPC内にある草稿は、かなりドギツイです(笑)。非常に慎重に言い回しを変えています。

バラくまバラくま2007/01/19 23:39ご無沙汰しています。私もoriginalovebeerさんの記事を心待ちにしていました。余所様でも書かせていただきましたが、「このアルバムの恋愛観に同性である男性の方がどんな感想を持たれるのか?」にとても興味津々でした。皆さん、なかなかご自身の恋愛観についてはお口がお堅いご様子なのが正直とても残念です(笑)。と申しますのも、このアルバムは楽曲の精度云々以前に、まず個々の恋愛観がストレートに問われるような作品集だと思ったからなのです。その部分に何かしら響くものが有るのと無いのとでは、このアルバムに抱く印象そのものが全く変わって来るように思います。概ね女性ファン(私を含めて)に好評なのは、女という生き物は好きな男性(=田島氏)に「このような事(それぞれの歌詞)を語ってもらいたい」からだと私は勝手に納得しています(笑)。かく言う私自身も以前のOLの楽曲は歌詞よりもサウンド面で心惹かれる場合が殆どでした。ひとりユニットに移行後、プライベートな部分とフィクションの同居がなかなか難しい田島氏の歌詞は、時にとても重い内容でこちらの妄想が一方的に膨れ上がってしまって、聴くのに心の準備が必要だったり…。そうかと思うと、恋愛を歌っていてもどこか他人事のような現実味に欠けるような内容だったり。そのような以前の作風とは、今回は切り口がだいぶ違うように感じます。「東京 飛行」の歌詞は、とても映像的な描写だと私個人は思います。心情や背景を切々と語るようなタイプの歌詞ではなく、恋愛の一瞬の旨味やきらめきのようなものを鮮やかに場面ごとに切り取って、それぞれを一つ一つの作品に仕上げたように受け取っています。中でも「遊びたがり」の歌詞は本当に素晴らしい!私は単純?なので、このアルバムを聴くと恋したい気持ちがウズウズして大変困るのですが(笑)。やはりそれは私が女性だからかもしれないですね。ネットで色んな方の感想を読んでみて「髑髏」と「カフカ」に男性の支持率が高いのも同様の理由で頷けるような気がしました。長々と失礼しました。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/20 09:22上でもチラリと書きましたが、「遊びたがり」は歌詞がわかってからだいぶ聴き方が変わりました。あれは瑞々しくて大好きです(「セレナーデ」のような感じが自分のツボです)。愛という大げさなものじゃなくて、恋の軽やかさを歌っているというか。"結婚後"には久しくなかったタイプの曲かもしれません(ちゃんと確かめていませんが)。
バラくまさんの言う「切り口がだいぶ違う」というあたりが、今作のポイントなのだろうとわかってきました。歌詞を精読すればもっと聴き方が変わるに違いない、という予感はあるのですが、もう少し今までのやり方で聴いてみたい(で、できれば文章にまとめたい)と思います。そうすることで見えることもあると思いますので。

LindaLinda2007/01/20 10:22「遊びたがり」の歌詞についてですが、田島さんがラジオで話されていたそうですが、この曲のイメージはジャケットの後姿に繋がっていくそうです。未練たらたらで去っていくという。これを知ってから、さらにグッときてしまいました。なので、私の解釈としては、凄く重くて切ない曲。なかなか思いどうりにはいかないという、どちらかというと辛い曲。それが、軽やかなサーカス風の曲になってるのが、さらに哀愁を誘うというか。すいません。あくまでも私の解釈です。
バラくまさんのコメント、素晴らしい!すべてに頷いてしまいました。バラくまさんのブログでお話させていただいた時にに思ったんですが、「東京 飛行」についての感じ方が、怖ろしく近いです。とても文章がうまいので、読んでいて気持ちいいです。自分にはほんとに表現力がないな~と痛感します。
何度も登場してしまってすみません。「東京 飛行」の歌詞については、ほんとに深いものだと思っています。「東京 飛行」を肴に朝まで語ろう、というくらいです。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/21 02:04まだ歌詞を絡めて語るには早すぎましたかね。「遊びたがり」はまだ、浮かれ気分な曲という印象しかありません(なにせまだ1度しか歌詞を読んでないのです)。となると、ジャケットは落ち込んでいるのか、自棄笑いをこらえているのか。

いやでも、やっぱり歌詞を読み直してみたのですが。「なんていうか 君に逢って変わった(中略)きみのおかげさみんな」というあたりなんですよね、グッとくるのが。この恋が成就しているかどうかは2の次なんです。片思いでも全然オッケー。「君」に恋すること自体への感謝の気持ち。それが「君は僕に笑い方をくれた」と歌った「セレナーデ」と共通して泣けるんです。切なさ、哀愁さはもちろんあるのですが、「重さ」は感じないですね、自分の場合。孤独感が感じられないんです。「未練タラタラ」なのかもしれないけれど、その状況に酔っている感じがします。自分はそういう気持ちでいた時間が長すぎたから、そんな風に感じてしまうのかな…。

2007/01/13 (土)

[]『Spy Master 東海版』 (2007年2月号)インタビュー掲載 『Spy Master 東海版』 (2007年2月号)インタビュー掲載 - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

http://www.spymaster-net.com/

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