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バベルの塔または火星での生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード

IDを変え、引越しました。 現在は https://originallove.g.hatena.ne.jp/keyillusion/ です。

2007/01/23 (火)

[][]「東京 飛行」感想 その3~「微妙なあたりの曲」たちについて 「東京 飛行」感想 その3~「微妙なあたりの曲」たちについて - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

d:id:rararapocari:20070123:OLと、たしかに内容が被りつつありそうなので、横目で見つつも、印象を忘れぬうちに急いで残しておく。

東京 飛行

ジェンダー

絶対にキライなはずがない曲なのだが、なんだか煮え切らなかった曲。

イントロの時点では、「1曲目」が来たと思った。これほど「1曲目らしい1曲目」の重量感のあるイントロは、自分の中では「ティラノサウルス」以来だった。「Wedding of the Housefly」~「築地オーライ」まではといえば、どちらかというと軽さを感じていて、本題前の前奏という感じに思っていたからだ。

まさにローリング・ストーンズの「Dancing with Mr. D.」的な理想的なイントロ。このリフがどのように展開していくのだろうとワクワクしながら、聴き進めていった。

しかし聴き終わってみれば、どうにも盛り上がり切れずに取り残された自分がいた。それはひとえに、あのサビ。「ジェジェジェジェンダー」と、タイトルそのまんまの歌詞と、工夫のないメロディ。これじゃまるで、友達とバンドを結成したての高校生が作ったみたいな曲。これでワクワク感がすべてぶち壊れてしまった。「ヘイヘイヘイヘイ!」というシャウトも、いっそう虚しく響くばかり。

最初の感想で、この曲は「10年前にも書けた曲」と書いたことについても触れておく。プライマル・スクリームや90年代U2のダンサブルさに、ブルース・エクスプロージョンのようなブルージーさ。田島なら間違いなく、1996年の時点でこの曲を書くことができたろう。

と、ここまで自信たっぷりに書くのは、『RAINBOW RACE』の後、『DESIRE』の1曲目として自分の頭の中によぎっていた曲が、まさにこのような曲だったからだ。もちろん実際には、田島がそんなこちらの思惑通りの曲を書くわけがなく、そしてその後もずっとそのはずだった…が、10年経った今、本当に形になって出てきてしまった。しかしそれは、喜びよりも悲しみの方が大きい。「変身」という田島の本質に惚れこんだ今となっては、「予想の範疇」のサウンドなんて、単なるお茶濁しにしか思えないからだ。

「Dancing with Mr. D.」についての捕捉

こちらなどで試聴できますが、イントロから聴けるものは見つけられませんでした。途中から聴くと、それほど似ているとは思えないかもしれません。なお、『山羊の頭のスープ』はストーンズの中ではマイナー扱いなアルバムなのですが、実際には素晴らしいアルバムですので、1曲といわず全曲聴いてください。「アンジー」も入っているし(ま、それはどうでもいいけど)。ちなみに「Mr.D」とは、『L』3曲目と同一人物のことです。

山羊の頭のスープ

オセロ

この曲に関しては、rararapocariさんのこの素晴らしい予想に中てられた。

d:id:rararapocari:20061124:othe

この文章に触発されて実際に『オセロ』(asin:4042106099)を読んだ。嫉妬に狂い死ぬ英雄の悲劇。それと同じタイトルの曲を、ラヴソングに「開眼」したという田島が書くというのだ。「嫉妬」がテーマのラヴソングなんて、想像するだけでゾクゾクする!…と思いきや、結局「白と黒」の話やんけ(ガッカリ)。

(もちろん、素晴らしい古典を読むキッカケをくださったrararapocariさんには、感謝の念以外なにもありません)

最近はようやくガッカリ感から開放されて、だいぶ平常心で聞けるようになってきた。本当の評価はこれからだ!(少年ジャンプ風)

ところで、田島はときどき、こんな聴いていてこっ恥ずかしくなるようなメロディをさらけ出す。田島は、自分ではジョン・レノンを引き合いに出すことが多いのだが、実はポール・マッカートニー的な音楽家なのではないかと思うのだけど、ビートルマニアの方、どんなもんでしょう?

(「ポールと田島」については、Lindaさんにコメント欄で詳しいフォローを頂きました。勝手な思い込みが強かったことを確認できました。ありがとうございます)

rararapocarirararapocari2007/01/25 01:14「ジェンダー」は、今思えば、発売前の試聴でイントロを聴いて、あまり惹かれるものが無いと感じたものの、長めに聴けば印象が変わるだろうと思って保留し、発売後に実際に試聴して、サビが盛り上がらないのにがっかりした覚えがあります。総評としては、やはり一曲目としては「弱い」!これに尽きます。ストーンズのは、あのジャケの怖いアルバムですね。ちょっと聴いてみたいと思います。
オセロについては、言いたいこともありますが、自分のところのエントリのためにとっておきます。(笑)

LindaLinda2007/01/25 10:25ここで書き込みさせていただいているうちに、だんだん自分の痛さに気づき始めて、ちょっと書き込みを控えようと思っていたんですが・・・。私はビートルマニアかどうかわからないけど、大好きでビートルズとウィングスのファンクラブに入ってました。田島さんの曲を聴いていて、「ジョンっぽい」と思った曲は何曲かあります。「明日の神話」もそうです。メロディやコード進行とか。なんて、なんのコードが使われてるのかわからないですが、ジョンの曲の進み具合を感じさせるような。田島さんは、解散後のポールの曲はあまり聴いてなかったみたいで、「沈黙の薔薇」の頃に出演した横山剣さんのラジオで「あまり聴いたことがないから、CD買ってきて聴いてる」って言ってました。番組内で田島さんの選んだ3曲がかかったのですが、すべてその買ってきたCDからのポールの曲で、選曲がもうもうポール大好き人間の私にはお涙モノ。田島さんの曲の中で「ポールっぽい」と思った曲は、私はたぶんないです。「こっ恥ずかしくなるようなメロディ」は、昔の曲に感じることが多いです。
ポールついでに。ポールの前妻ががん闘病中に作られたアルバムがあるんですが、サウンドは地味なものの「愛」「苦悩」「祈り」のようなものが胸に迫って私は大好きなんです。この中の1曲で、とても素敵な曲でライブで聴いてみたいとファンが思っていた曲があったんです。2002年の来日の時に、プラカードでこの曲を歌ってほしいと観客席からポールにアピールしてくれたファンがいて、ツアー後半の大阪でとうとう歌ってくれちゃったんです。東京で歌われなかったら、田島さんは聴いてないんだ~。田島さんが最近のインタビューで「人生=アート」というようなことを言っていましたが、そうだよな~と思います。ちょっと本題からそれました。すいません。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/27 02:19>rararapocariさん
「サビが盛り上がらない」と思ったのは、自分だけではなかったわけですね。ちょっとホッとしました。ただ、「弱い」と思っている箇所は、微妙に違うのかもしれませんね。
ところで、「あの怖いジャケ」のパロディがあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/tmatsumoto/diary/200606160000/

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/27 02:23>Lindaさん
今気づいたのですが、もしかしてハンドルは「前妻」が由来なんでしょうか?
それにしても、それとなく振ってみたのがクリティカルヒットして嬉しいです。ありがとうございます。やっぱりビートルズ関連は奥深いですね。もっと、ジョンとポールのような向かい合う2人の違いがわかるように、試してみます(勝手に一人で)。

>ちょっと書き込みを控えようと
Lindaさんに限らず、コメントになかなか正面から応えられていないのは実は自覚しています。消化するのに時間がかかっているだけなので、とても申し訳なく思っています。というか、普通みたいに愛想の良い振る舞いができないのが、ここの特徴とでも思っていただいた方がいいかもしれません(笑)。
皆さんのコメントは、間違いなく自分の血肉になっています。次のアルバムが出るまで尽きないほどのネタを、すでに頂いていると思っています。むしろ、思いついたことをガーっと垂れ流していただける方が嬉しいです。何かの拍子に不意に話を掘り起こすこともあると思いますので、気長にお付き合いいただければと。

LindaLinda2007/01/27 10:07ちょっと書き込みを控えようと思っていたのですが、また出てきてしまってすいません。ハンドルの由来は当たり~!です。前にk.c.e.さんにも見破られました。1回だけ使うつもりで適当に名乗ったのに、ずっと使っちゃってます。ただ、ネットで知り合った方にライブでお会いしたときに、「Lindaさん」と呼ばれると、お前何者や?という感じですね。「おばちゃん」と呼んでください。
前妻のリンダは、ずっと私のライバルだったんですが(アホですいません)、彼女が亡くなってから彼女のいろいろなことを知り、尊敬する女性に変わりました。リンダが生きていたら、ポールの音楽活動は今と全然違うものになっていただろうなぁ。今のあの離婚騒動は、辛すぎる。アーティストにとって女性の存在っていうのは、曲作りや活動に物凄く影響大だと思います。ジョンもポールもそのタイプだと思います。田島さんもそのタイプではないかな~?何回か結婚して子供が8人いるスティービー・ワンダーはどうなんでしょう。日本公演前に、研究してみます。またまた本題とずれてしまって、すいません。ここに書き込むのは、確かにちょっと構えてしまう、と言いますか・・・。のはずですが、書き始めるとそうでもなかったりして。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/28 02:40>田島さんもそのタイプではないかな~?
え、そうなると、自分の耳の基準では、今はあまり幸福ではない状態になってしまいますよ、(笑)。「ジェンダー」「オセロ」のようなマイナーコードが、なんか引っかかります。
でも、歌詞の方から突っ込めば、田島が現在進行で「恋」をしているのかもしれない、という感じもなくはない?「遊びたがり」とか?
バラくまさんがおっしゃってた「個々の恋愛観がストレートに問われるような作品集」というのは、感覚としてはわかってきました。まぁそれを言葉にできるほど、恋愛経験が乏しいのが致命的なのですが(笑)。

LindaLinda2007/01/28 10:53またまた登場してすみません。「恋愛」というとイメージ的には「幸福」なんですけど、「苦悩」でもあるんじゃないかと思うんですよね。私も恋愛経験が乏しいので、あーだこーだ言えないのですが。
「オセロ」を初めて聴いた時の印象は、「なんだかクネクネひん曲がって、ズバッとしてない感じ。インドの蛇使いみたい」と思いました。何なんだ、このクネクネ感は。これも、心の中を表現しているんでしょうか。ちょっと不思議な曲だと思いました。

originalovebeeroriginalovebeer2007/01/30 09:44「君は天使じゃなくて痛み」とか「嫌いになるほどあなたが好きなの」ってやつですね。小西氏は本当に天才だと思います。『東京 飛行』にもそのくらいのものがあるのか…まだあんまり聴いてないや。
「オセロ」のクネクネ感(「のだめ」のミルヒー?)は、慣れると心地よいですね。

バラくまバラくま2007/01/31 22:08じわじわと盛り上がっていますね!ところで、私の勝手な解釈をoriginalovebeerさんに押しつけてしまっているようでしたら申し訳ないです。戯言なので聞き流して下さいね(笑)
「オセロ」の歌詞、すごく好きです。恋愛をゲームとか駆け引きだとか言うと軽薄な印象になってしまいがちですが。成就するのかしないのか、相手の反応に一喜一憂する片想い期最大の喜びや苦しみを上手に表現した歌詞だと私は思っています。晴れやかではないクネクネな曲調にも、そのドツボ感が出ているように思います。ミルヒーは、色恋沙汰は大得意分野なんじゃないでしょうか??(笑)

originalovebeeroriginalovebeer2007/02/01 08:34ミルヒーのクネクネと田島ダンスは似てるかも(笑)。
おかげさまで、このアルバム、少しずつ引っかかり始めています。今、わざと聴いていませんが、前と違ってじっくりと寝かせている感じです。あともう少し、いくつか考えていることがあって、それが整理できたときにもう一度きちんと聴いたら、もしかしたら「来る」予感があります。