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バベルの塔または火星での生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード



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2006/10/30(月)

「明日の神話」感想

| 「明日の神話」感想 - バベルの塔または火星での生活 を含むブックマーク 「明日の神話」感想 - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

ずっと書き留める暇がなかった。他人の感想を読んでバイアスがかかってしまうのがイヤだったので*1、どこのブログも見ていなかったのだが、そろそろまとめないと二進も三進もいかないので、思い切ってまとめた。

自分のためのブログなので、自分の思うように書いているのがここのスタイルなのだが、今まででも一番辛口かもしれない。この曲が好きな人は、精神衛生的には読まないことをお薦めします。批判のための批判はしていないつもりだけども。

明日の神話 (初回限定盤)

明日の神話 (初回限定盤)

明日の神話

可も不可もない。田島としては水準作ではないか。

この曲はすでにライヴで何度も聴いてきた。メロディの甘さは田島らしくいいのだが、歌詞の内容がちょっとどうかな、というのが事前の印象(「太郎と敏子のように」など)。あとは、それをどういう風にアレンジするのかが一番大きく期待したところだったが…。正直、拍子抜けというか、「そのまんま」という印象だった。もともと題材自体が壮大なだけに、ありうべきアレンジといったところ。

別に悪い曲ではないが、太郎と「対決」したにしては無難すぎはしないか。そう感じさせる分だけ、素材(元の絵画)の良さに救われているようにも思えた。もしも「魔法」がうまくいって、田島のポテンシャルが120%出ていたら、もっと凄い曲になっただろう。*2

非常に気になったのは、エンディングの呆気なさ。まさに竜頭蛇尾。冒頭の岡本太郎のピアノや、コーラス部分で大きく期待させておいて(そこには感動した)、それを支えてくれないあの終わり方はどうなんだろう。ヴァランスを図ってくれてもよかったのに。


ZIGZAG

駄作とまでは言いたくないが、オレの中では凡作の部類。「GOOD MORNING GOOD MORNING」の焼き直し。種も仕掛けもないシンプルなロックンロールは大好きだが、これにはそういうときに必要な「華」がない。

演奏(インストゥルメンタル)は最高。とくにギターとオルガン。

……正直なところ、歌がなければな、と思った。歌唱ではなくて、歌詞にまつわること。音韻の不自然さがとくに気になった。歌詞を見ないと何を歌っているのかわからない。「『日』のために」とか「魔物の住ーー処にー」とか(ほら、文字にするともう読めないでしょ?)。『キングスロード』の訳詞作業で何を学んだの?と思った。

ついでに、弱気な歌詞が気になった。歌詞に意味を求める方ではないのだが、これが田島の心情吐露ではないことを祈る。

「ピストル・スター」あたりからイヤな予感はしていたが、やはり自分の波長が田島の音楽と噛み合わない時期になっているようだ。これは、冥王星が海王星の軌道の内側に入るようなもので、仕方のないこと。そんなときはじっと我慢して「水金地火木土天冥海」と唱えていればいい。待っていればまた、元に戻る時期も来る。なんて、よくわからない喩えになったが、確実なのは、12月の『東京 飛行』は、かなりのローテンションで迎えることになりそうなこと。

DVD「明日の神話」プロモーションヴィデオ

この初回限定盤には、DVDが付いている。

ORIGINAL LOVEPVにしては、いい方だろうか。信藤三雄ではなかった、というだけでも(笑)。

色彩の豊かさに目を奪われはするものの、それは元の題材がそうだから…と、曲自体と同じような感想。CGで再現された絵画のアイテムは可愛いけどね。

途中に出てくるモノクロ画像は、田島が絵画にはじめて接した瞬間(修復現場への視察のとき)と思われる。つまり、この曲のインスピレーションを得た貴重な瞬間。

*1:「世論」がどういう状況なのかまったく知らない状態で書いています。

*2:そのときは、もっと形が違う曲のような気がするけど。