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バベルの塔または火星での生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード



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***このブログでは、「ひとりソウル2017」ツアーのセットリストを掲載しています。「ネタバレ」を気にする方は御注意ください。***
オリジナル・ラブに特化したブログです。最新情報から個人的な雑感まで。
最近の情報は[INFO]をご覧ください。[INFO]の日付は、1次情報の出た日付としています。
情報の内容に関しては良心に基づき正確を期しますが、一切の保証はいたしかねます。各自での再確認を切にお願いいたします。

2010年1月12日より、ID変更に伴いURLが変わりました。旧ブログは、移行作業が完了次第削除します。permalinkを使っている方にはリンク切れとなってしまいますが、ご了承ください。

2007/01/25(木)

ナップスター

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d:id:keyillusion:20070125でも書いたように、ナップスターをはじめた。詳細はそちらに譲りますが、こんなブログをお読みのほとんど諸兄には、マジお薦めです。

そっちにも書いたけど、携帯プレイヤーのために電器屋は丹念に通った。しかし、コラボ相手のタワーレコードへはまったく出向かなかった。機械も手に入って、せっかくだしちょっと顔出してみるか、と行ってみた。

ナップスターコーナーは、レジの片隅に申し訳程度にあった。そこには『SUB TITLE』というフリーペーパーが置いてあった。とりあえずもらっておくか、と紙面を広げて驚愕。


田島のインタヴューが載ってるじゃん!!!! しかも、巻頭1ページ目にどアップで!


田島がナップユーザーとは、この瞬間まで本当にまったく知らなかった。掌の上の孫悟空とは、このこと? こういうとき、運命を感じるほどナイーヴな性格ではないので、なんだか哀しくなる。

たしか、田島Macユーザーだったはずなのだが、ここではVAIOを使っている。携帯プレイヤーは、DOCOMOF902iS。この企画用の借り物である可能性はある。


『SUB TITLE』2007.JAN に掲載

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上記参照の、ナップスター用フリーペーパー。タワーレコードで配布。

よくよく調べなおしたら、2006年11月に掲載されていた『TITLe』の記事を、ナップスター用に抜粋したもののようだ。『TITLe』読み忘れた人(自分もそう)は、タワレコへGO。

映画の話ではなくて、音楽だけについて語っているのが、なんだか久しぶりで新鮮。珍しくクラシックの話もしてる。田島ってメシアン好きなんだ。気が合いそう(笑)。

ちなみに、その記事で田島が紹介しているのが次の3枚。

Nap Side of ORIGINAL LOVE

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ナップスター自体、アーカイブとしての能力は元々すぐれているんだから、それを聴き手がより活かして行ける方向に、働きかけてくれれば最高じゃないかな。

と仰る田島御大の作品は、東芝EMIのアルバムだけが10枚あるばかり。しかも、1曲150円で「購入専用」の曲しかない。商売的な理由はわかるけれども、BONNIE PINKなんかはベストはフリーで聴けるようになっているのだから、ちょっとその辺考えてもいいんじゃないのかな。

ナップで聴けるアルバムを、「人気度順」でソートして紹介。

  1. オリジナル・ラヴ 2000(ミレニアム)BEST
  2. Singles
  3. THE VERY BEST OF ORIGINAL LOVE
  4. 風の歌を聴け
  5. Summer Love
  6. WILD LIFE
  7. 結晶 SOUL LIBERATION
  8. SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE
  9. セッション
  10. EYES

LOVE! LOVE! & LOVE!』がない!(不信)

『2000BEST』とか『SINGLES』とかなんて、音源全部持ってないと満足できないようなファン*1しか聴いてないものなのになぁ。まぁ、それはどのミュージシャンにしても同じか。そうだとしても、声を大にして言いたい。ベストじゃなくてオリジナルを聴け!(『Sunny Side』含めて)

*1:むろん、自分のこと

2007/01/23(火)

「東京 飛行」感想 その3~「微妙なあたりの曲」たちについて

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d:id:rararapocari:20070123:OLと、たしかに内容が被りつつありそうなので、横目で見つつも、印象を忘れぬうちに急いで残しておく。

東京 飛行

ジェンダー

絶対にキライなはずがない曲なのだが、なんだか煮え切らなかった曲。

イントロの時点では、「1曲目」が来たと思った。これほど「1曲目らしい1曲目」の重量感のあるイントロは、自分の中では「ティラノサウルス」以来だった。「Wedding of the Housefly」~「築地オーライ」まではといえば、どちらかというと軽さを感じていて、本題前の前奏という感じに思っていたからだ。

まさにローリング・ストーンズの「Dancing with Mr. D.」的な理想的なイントロ。このリフがどのように展開していくのだろうとワクワクしながら、聴き進めていった。

しかし聴き終わってみれば、どうにも盛り上がり切れずに取り残された自分がいた。それはひとえに、あのサビ。「ジェジェジェジェンダー」と、タイトルそのまんまの歌詞と、工夫のないメロディ。これじゃまるで、友達とバンドを結成したての高校生が作ったみたいな曲。これでワクワク感がすべてぶち壊れてしまった。「ヘイヘイヘイヘイ!」というシャウトも、いっそう虚しく響くばかり。

最初の感想で、この曲は「10年前にも書けた曲」と書いたことについても触れておく。プライマル・スクリームや90年代U2のダンサブルさに、ブルース・エクスプロージョンのようなブルージーさ。田島なら間違いなく、1996年の時点でこの曲を書くことができたろう。

と、ここまで自信たっぷりに書くのは、『RAINBOW RACE』の後、『DESIRE』の1曲目として自分の頭の中によぎっていた曲が、まさにこのような曲だったからだ。もちろん実際には、田島がそんなこちらの思惑通りの曲を書くわけがなく、そしてその後もずっとそのはずだった…が、10年経った今、本当に形になって出てきてしまった。しかしそれは、喜びよりも悲しみの方が大きい。「変身」という田島の本質に惚れこんだ今となっては、「予想の範疇」のサウンドなんて、単なるお茶濁しにしか思えないからだ。

「Dancing with Mr. D.」についての捕捉

こちらなどで試聴できますが、イントロから聴けるものは見つけられませんでした。途中から聴くと、それほど似ているとは思えないかもしれません。なお、『山羊の頭のスープ』はストーンズの中ではマイナー扱いなアルバムなのですが、実際には素晴らしいアルバムですので、1曲といわず全曲聴いてください。「アンジー」も入っているし(ま、それはどうでもいいけど)。ちなみに「Mr.D」とは、『L』3曲目と同一人物のことです。

山羊の頭のスープ

オセロ

この曲に関しては、rararapocariさんのこの素晴らしい予想に中てられた。

d:id:rararapocari:20061124:othe

この文章に触発されて実際に『オセロ』(asin:4042106099)を読んだ。嫉妬に狂い死ぬ英雄の悲劇。それと同じタイトルの曲を、ラヴソングに「開眼」したという田島が書くというのだ。「嫉妬」がテーマのラヴソングなんて、想像するだけでゾクゾクする!…と思いきや、結局「白と黒」の話やんけ(ガッカリ)。

(もちろん、素晴らしい古典を読むキッカケをくださったrararapocariさんには、感謝の念以外なにもありません)

最近はようやくガッカリ感から開放されて、だいぶ平常心で聞けるようになってきた。本当の評価はこれからだ!(少年ジャンプ風)

ところで、田島はときどき、こんな聴いていてこっ恥ずかしくなるようなメロディをさらけ出す。田島は、自分ではジョン・レノンを引き合いに出すことが多いのだが、実はポール・マッカートニー的な音楽家なのではないかと思うのだけど、ビートルマニアの方、どんなもんでしょう?

(「ポールと田島」については、Lindaさんにコメント欄で詳しいフォローを頂きました。勝手な思い込みが強かったことを確認できました。ありがとうございます)

2007/01/20(土)

「東京 飛行」感想 その2~「ニガテなあたりの曲」たちについて

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東京 飛行

東京 飛行』の歌詞世界が独特のものであることは、こちらでコメントをいただいてきた中で、なんとなくわかってきた。じゃあそう言われたからといって、歌詞を精読しながら聴いて、「これはすばらしい!」と掌を返すようでは、この1ヶ月の七転八倒になんの価値がある?

自分は何をこんなに『東京 飛行』が気に食わないのか。それを書き留めておくことも、それなりに意義があることと勝手に信じて、以下の3曲について語ってみる。

例によって、また辛辣に書いています。でもこれを書かないと、自分の中で次の話に進めないので、一気に吐き出させてもらいます。はい、調子に乗ってます。あらかじめ謝っておきます。

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2007/01/14(日)

『東京 飛行』感想

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東京 飛行

東京 飛行

発売から1ヶ月以上。ずっと沈黙を貫いてきたが、はじめて『東京 飛行』について書く。

最新の感想

はじめて、歌詞を読みながら聴いた。ついに「歌」が聞こえてきた。あぁ、こういうことを歌っていたのか。言葉を重視したアルバムだったのだ。音楽が「主」で言葉が「従」だった今までとは、まったく逆の関係なんだな。

色褪せた印象しかなかった歌詞カードが、ようやく色彩を帯びて見えてきた。「髑髏」というタイトルに代表されるように、漢字に非常に気を配っているのがわかる。このアルバム、歌詞を先に書いて、曲は後に付けたのかな?

「13号室」。へぇ、そういう歌詞だったのか。ハードなリフの必然性がようやくわかった。

明日の神話」の歌詞のなんとシンプルなことか。この曲の歌詞だけ他の曲とまったくカラーが違う。このアルバムの中で最も最初に書かれた歌詞なのだから、当然なのだが。メロディにぴったりと寄り添う歌詞。自分に馴染みの田島の歌詞だ。

それでわかった。このアルバムの曲の歌詞は、情報量が多すぎるのだ。よくいえば「文学的」なのだが、書き言葉で読まないと、それがまったく伝わってこない。少なくとも「音楽的」ではない。何を歌っているのかわからない、まったく染み込んでこないのも当然だった。聴き方を違えなければいけなかった。

遊びたがり」は、ラスト曲には弱いと思っていたけど、歌詞を読んでその意義が少しわかった。これは「セレナーデ」のような、切なくも浮かれた曲だったんだ。そのままエクトプラズムが飛んで、「東京 飛行」というわけか。なるほどね。

引用っぽくしているが、もちろん自分の感想。ようやく、このくらいには気分が落ち着いてきたなぁ、とまるで他人事の気分で書いてみた。

しかしこの境地にたどり着くまでが、七転八倒だった。聴くたびに感想を残していたのだが、今読み直したら、とても載せられるような内容ではなかった。

以下に、今の時点でのありのままの感想を残してはおくけれども、とても心臓に悪い内容であることは、釘を刺しておきます。上の感想に共感するところのない人には、単なる罵詈雑言にしか読めないかもしれません。まぁ、こんな程度の耳でもファンブログをやっていけるんだな、というくらいの気持ちで読んでください。

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SWEET SWEETSWEET SWEET2011/06/30 19:03予告通り、映画から読み解く「東京 飛行」論、行ってみたいと思います。


まずはじめに。
「東京 飛行」についての興味深い考察や議論は、すでにkeyillusionさんのエントリの中で、充分楽しむことができます。
なので、ここでは「映画」というキーワードを元に、暇つぶしのコラム的に、自分なりの切り口で「東京 飛行」の印象をまとめてみたいと思います。もちろん長いです。


「東京 飛行」発売時のインタビューのなかで、田島貴男はこのアルバムについて「ロードムービーのようなアルバムかもしれない」と答えていました。
たしかにアルバム全編を通して聴くと、ひとつの繋がった流れがあるように感じます。
映像を喚起させながら1曲ごとに舞台を変えて進んでいき、聴き終わる頃には、どこかからどこかへ移動したような感覚になります。

同じく映画的という意味では「ビッグクランチ」というアルバムもありますが、あちらがなんでもありのド派手なハリウッド感を打ち出していることに比べると、「東京 飛行」はもう少しおとなしい、モノクロのざらついたフィルムと言えるかもしれません。
もしくは、「ビッグクランチ」が全米興行収入No.1だらけのシネマコンプレックス的だとすれば、「東京 飛行」は完全に単館上映。元気なアホらしさは影を潜めています。


では何をもってロードムービーと例えたのでしょう。
ずばり言うと「ジム・ジャームッシュ」だと考えます。

ご存知ない方に説明すると、このジャームッシュという人は、ニューヨークを拠点とするインディーズの映画監督です。権力嫌いの変わり者で知られ、長いこと自分のやり方で好きなように映画を作ってきました。
おもに白黒での撮影を好み、乾いた笑いを交えながら、わりと独自のテンポで展開していくロードムービーを撮っています。

この人を一言で言い表すと、とてもセンスがいい。
アクが強いけれども押し付けがましくない、懐かしいのに新しい、良い意味で自分のペースで撮り続けている、ちょっと変わった男なんです。
ジャームッシュは無類の音楽好きとしても知られていて、映画の中の選曲も抜群ですし、自分の作品にトム・ウェイツやジョン・ルーリーなどのミュージシャンを出演させたりもしています。

ちなみにベスト盤「変身」のスペシャルエディションである「変身セット」に付属されていた「TEN YEARS AFTER」というドキュメンタリー映像は、ジャームッシュが撮った「YEAR OF THE HORSE」というニール・ヤングのドキュメンタリー映画のモロパ・・、オマージュです。



つまりドンズバなんですね。田島さんはジャームッシュが大好きなのでしょう、おそらく。
そりゃあそうです、この人の映画、めっちゃくちゃ面白いんです。田島ファンならばおそらく、洋楽ファンならなおさらアンテナに引っかかる映画監督だと思います。

パーツでいうとまずジャケ写。粗めのモノクロ写真とハット、白いセダン。この雰囲気は「ストレンジャー・ザン・パラダイス」辺りの作品にかなり近い気がします。
「デッドマン」という作品は、無実の罪で追われる身となった男が、胸に銃弾を受け命をなくしながら、死に場所を探して彷徨う物語です。「カフカの城」に登場する男も胸に穴を開けられたまま行くあてもなく彷徨います。似ていませんか(実弾は受けていないでしょうが)。


調子に乗って続けますね。「東京 飛行」のラスト、終わり方には賛否両論あるかと思います。「遊びたがり」で楽しげに終わってもよさそうなものですが、そうはならず「エクトプラズム、飛行」の不穏な空気で幕を閉じます。
これをジャームッシュ縛りで考えてみると、「ナイト・オン・ザ・プラネット」という作品に行き着きます。

5つの都市を舞台に、タクシードライバーと乗客の交流を描いたオムニバスで、各都市の特色が出ていてなかなか面白い映画です。
その中のニューヨーク編は、移民のため英語もダメ運転もダメなドライバーが、黒人の乗客に運転を代わってもらい、立場が逆転したまま噛み合わないままで目的地まで向かうという話で、移民のドライバーがなかなか馴染めない大都会での生活の中で、ほんの少し街(乗客)の温かさに触れるというエンディングを迎えます。
ところがこの物語は笑顔で乗客と別れたあと、ドライバーが街ですれ違うサイレンのを見つめながら象徴的にフェイドアウトしていきます。とても不穏です。だけれども、ニューヨークという街をよく表しているシーンだとも言えます。流れている音楽はフリージャズ。

「東京 飛行」が街の「不在感」を描こうとしたアルバムだとすれば、「エクトプラズム、飛行」で終わるという展開は、みんなが見ないようにしていた、ありのままの姿を描いた結果だったのかもしれませんね。


ジャームッシュ映画の持つモノクロ感、ドライな登場人物、ユーモアのセンスと「東京 飛行」に流れる空気感はかなり近いものを感じます。いや、このニュアンスを落としどころにしたいという、アルバムの全体像が頭の中にあったんじゃないかなあ。

以上です。貴重なスペースを使わせていただき、ありがとうございました。