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バベルの塔または火星での生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード



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2009/07/12(日)

田島貴男のユーモア

| 田島貴男のユーモア - バベルの塔または火星での生活 を含むブックマーク 田島貴男のユーモア - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

「『東京 飛行』にはユーモアが不足している」というrararpocariさんの仮説は、とても納得がいくものだ。「考証を裏付け」とまではいかないが、田島貴男が本来持っている強烈なユーモア性について、思いつくことをツラツラと並べてみることで、説を補強してみたい。

田島の音楽が絶好調のときは、たしかに確実にそこに「笑い」がある。「ほぼ日」の田島貴男が好評だったのは、その面がちょっと現れたにすぎないのだ。

――田島貴男を一言でいうと。

「僕のキーワード? …ウーンなんだろうなぁ、ちょっと待って…(この間40秒)…“芸人”(笑)」

(『CLEF』誌 '93年8月号)より

田島が「オレは渋谷系じゃない!」と叫んだ「事件」は、1994年7月の渋谷公会堂のライヴでだった。実はその公演、この自分が初めて見たオリジナル・ラヴのライヴだった。当時は結構な物議を醸したものだが、実際にそれを観ていた自分の反応はどうだったかといえば、本当に「大爆笑」していた。絶対にコントだと思った。音楽はあんなにかしこまってるのに、ライヴだとこんなバカなことをするんだ、と笑いが止まらなかった。

7月1日の渋谷クアトロの公演で、rararapocariさんがこんな光景に出くわしているのだが、まさに自分もこんな状態だったのだ。

この部分は笑っていた人が多かったが、自分の近くにいた女性は曲が始まっても腹を抱えての大爆笑だった。

7/1オリジナル・ラヴ『HOT STARTER 09』ツアーin渋谷CLUB QUATTRO(その2)

そして、珍しく動画を貼る。これこそが田島貴男の「ユーモア」なのだ。これはもう、わざわざニコニコ動画のユーザー登録をする価値がある内容なので、ぜひ見ていただきたい。

前者の「見たかこのマジックを!」もバカだが、なんといっても後者の08:40から始まる、「LOVE VISTA」の執拗なリフレイン。ギャグの基本中の基本である。本当にバカである。それなのに強烈にカッコイイ。これこそが「ロック」であり、また「ソウルフル」であるのだ! もう言葉をいくつ連ねても足りない。見ろ。


ところで、『東京 飛行』の「ユーモア担当曲」は、間違いなく「遊びたがり」だ。可憐な女の子に見つめられただけで人生がすっかり変わってしまうなんて、なんて微笑ましいのだろう。あの憎めない曲があるから、どんなに「アンチ」と喚こうとも、根っこの部分ではこのアルバムを捨てきれないのである。

あとひとつ。

勿論、聴く側も、真面目なことを考え詰めたあとには、不真面目にふるまいたくなるものだ。

街男 街女』を「鍵、イリュージョン」まで聴いた後で、また頭の「築地オーライ」に戻って聴くと、この「弛緩効果」が現れる。「北風に涙とばして」のあたりでは、ちょっとホロリともさせられる。

[追記]

「冒険王」も、田島の「笑い」が現れた曲であろう。「マグロ状態」というハイテンションな状態の中から生まれたシングルである。曲だけを聴くと、今ひとつわからないかもしれないが、指揮棒を持ってバカっぽい弾きぶりをするプロモーションヴィデオを見れば、かなり納得してもらえるのではないか。このシングルが出たときの日比谷野音公演では、田島はオープニングでMacintoshの筐体を被り現れるというパフォーマンスをしている。

さらに、その次の作品『ビッグクランチ』の「R&R」も例に追加しよう。ビッグクランチを突き破って天から落下してくるオープニング、そこまでのシリアスな面を照れ隠すような大袈裟なプレスリー風の歌い方に、シッチャカメッチャカなエンディング。

なお、『ビッグクランチ』は、はじめは「地球独楽」ではじまり「地球独楽リプライズ」で終わっていたものを、「怖いアルバムになる」という懸念から、頭に「女を探せ」を、後に「R&R」を追加したアルバムである。

余談(本文と関係なし)

ニコニコ動画には今、「夢を見る人」のPVも上がっている。久しぶりに見た…というかやっぱり全部見られなかった。本当に酷い(←掛け値なく文字通りの意味で)PVだ。信藤三雄はきっとこの曲が嫌いだったに違いない、というくらい、曲と画が合っていない。曲のイメージを完全にぶち壊している。自分は、信藤三雄のオリジナル・ラヴ関連の仕事については、ほとんど認めないものである*1。今からでもやり直してもらいたいくらいだ。

*1:ピチカートやフリッパーズに関しては非常に好きなので、彼の仕事自体が嫌いなのではない。