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バベルの塔または火星での生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード



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オリジナル・ラブに特化したブログです。最新情報から個人的な雑感まで。
最近の情報は[INFO]をご覧ください。[INFO]の日付は、1次情報の出た日付としています。
情報の内容に関しては良心に基づき正確を期しますが、一切の保証はいたしかねます。各自での再確認を切にお願いいたします。

2010年1月12日より、ID変更に伴いURLが変わりました。旧ブログは、移行作業が完了次第削除します。permalinkを使っている方にはリンク切れとなってしまいますが、ご了承ください。

2014/10/25(土)

ライヴ観戦記 ベッシーホール 2014

|  ライヴ観戦記 ベッシーホール 2014 - バベルの塔または火星での生活 を含むブックマーク  ライヴ観戦記 ベッシーホール 2014 - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

観ていたのは、後方右壁側。

ネタバレ防止


0.ひとりソウルショウのテーマ

メロディがソウルフル、というよりはちょっとポップになった。

1.月の裏で会いましょう

イントロでは何かわからず、歌いだして大きな盛り上がり(この曲に限らず、全体的にそんな感じ)。

「イエー!サッポロ!」とさっそくのご当地コール。

<MC>昨日は倶知安で。「クッチャンクッチャン」と妙に盛り上がりました。

2.Let's Go!

かなり「黒い」感覚のアレンジ。次の曲と共に、今日のアレンジとしては非常に良かった。

<MC>ずいぶん久しぶりに演奏します。

3.Million Secrets of Jazz

『サニーサイド』ヴァージョンを基調としたアレンジ。ベース部分などもかなり忠実に再現。

4.ファッション・アピール

ちょっとアップテンポで、疾走感のあるアレンジ。

<MC>「田島初期からの曲です。今は…田島中期かな」

5.誘惑について (ピチカート・ファイヴのカヴァー)

https://www.youtube.com/watch?v=acXIGgtL-L4

 客の指笛は、自分のもの(笑)。

<MC>「北海道はオートバイ乗りとたくさんすれ違ってうらやましい。そういう意味で最も北海道らしい曲を」

6.バイク

そういうMCもあったので、かなり開放的な感じの演奏。

<MC>「はじめてお客さんにお願いをします。ワン、ツーと合図したら「サンシャイン!」と叫んで下さい」

7.サンシャイン日本海(negiccoのカヴァー)

改めて本人の歌で聴くと、とても田島らしいメロディが際立つ。サビがマイナーコードに変化するあたりなど。

8.ウィスキーが、お好きでしょ(石川さゆりのカヴァー)

アコースティックライヴで見せるような、ジャズのコードをソロでぽろぽろと奏でて、そのまま歌につなげる。

非常にしっとりとした歌い方で、みんな聞き惚れる。

9.接吻

前曲からそのままの流れで、歌いだしはしっとりとしていたが、後半に向けてだんだんアップテンションに。「接吻」でああいう盛り上がり方は珍しい。

10.朝日のあたる道

間髪をおかずにメドレー。客、ほぼいっしょに歌い、さらに盛り上がる。

指笛を鳴らす客が今日は自分一人だけだったが、この辺で田島も指笛吹く真似してくれた(笑)。

<MC>このベッシーホールは、全国のいろいろなこのサイズのところと比べても、音がとてもいいところです。札幌いいですね。住みたいくらい。

11.The Rover

リズムを取るループのテンポが微妙にズレて、少し変拍子気味な演奏。

12.ブロンコ

久々の「ブロンコ」。スライドギターが見事で、オリジナル以上にスワンプ感が。

13.BODY FRESHER

ソロ部分ではステージの前方に出てきて、いい盛り上がり。

14.エブリデイ エブリデイ


<アンコール>

1.フリーライド

リゾネイターに持ち替えて、あまりギターを鳴らさない大胆なアレンジ。初期のころと比べると、「ひとりソウル」のスタイルも相当に手馴れてきて、自由に使いこなしているように見えた。

2.JAMPIN' JACK JIVE

掛け合いがなぜか「サミー・デービス・ジュニア」(笑)。突然思いついたみたいで、客が付いていくことに本人も笑っていた。

<MC>札幌、去年10年位ぶりに来てとても盛り上がって、またすぐに来たので盛り上がるか心配だったけれど、盛り上がってよかった。

今、アルバムのレコーディング中。これから地獄の歌詞作り。次は、たぶん「最高傑作」になる予感がします。オリジナル・ラヴのエッセンスがギュッと詰まった感じプラス新しいこともやっている。次はバンドで来ます。

3.ムーンストーン

そもそも「ひとりソウル」向きの曲。田島の歌がじっくりと聞ける上に、たぶんレコーディング当時よりもギターの腕が上がっている。

<アンコール2>

1.夜をぶっとばせ

ダブルアンコール。予定調和。まぁうれしいけれど。


ちょっとセットリストが固定的な感じもあるけれど、盛り上がりのツボは外していない。

「ひとりソウル」というスタイルが、すっかりと血肉化しているのを感じた。

やはりギターが上手い。ソロであそこまで「聴かせる」ようになっているのは、昔では考えられなかった。

まぁやはり、本人が「楽しそう」に演奏をしているのが一番うれしい。まだ『ビッグクランチ』のころの、殺気立ったようなイメージがこびりついているので(あれはあれで最高だったけれど)。

2013/07/16(火)

今の気分で選ぶオリジナル・ラブの10曲 バベルver

| 今の気分で選ぶオリジナル・ラブの10曲 バベルver - バベルの塔または火星での生活 を含むブックマーク 今の気分で選ぶオリジナル・ラブの10曲 バベルver - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

『エレクトリックセクシー』のレビューを待っている方は、ほんの少しだけおられるはずなのですが、なかなかまとめられなくてすみません。個人的に人生の大転換を迎えていて、当然ツアーにも行けていないのです。さらには、長らくORIGINAL LOVEについての文章を書いていないので、頭の中のことを文章にするのには、若干のリハビリが必要なのです。

そんな折、hiroumiさんのブログを拝見していたら、面白そうなことをやっていたので、リハビリがてら便乗します。

今の気分で選ぶオリジナル・ラブの10曲
http://www.tokyo-ongaku.com/?p=3508

選んだ基準は、

・ライヴで聴いてみたい
・個人的に好き
・hiroumiさんと被らないこと(二番煎じなので)

となります。カウントダウン形式で。


第10位「あたらしいふつう」 (『白熱』)

なんか、意外とライヴでやっていないですよね。今回のセットリストからも外されましたし。この曲は、『白熱』の中でも後からできた曲なので、ライヴで数をこなすべき曲だと思うのです。やっぱり「太陽を背に」と被ってしまうからなのかな?

白熱』の曲としては、「ハイビスカス」も冷遇されているな、と思います。ただそれは、「ひとりソウル」で聴いてみたい。

第9位「Xの絵画」 (『ムーンストーン』)

過去曲で、今回の『エレクトリックセクシー』のアレンジでやってもらいた曲は多いと思いますが、これもその1曲。同系列の1曲としては、「FAT LOVE STORY」かな。それやったら、懐かしさもあいまってもう泣いちゃいます。

第8位「ブロンコ」 (『RAINBOW RACE』)

L』~『ビッグクランチ』のころに、ほぼ毎回アレンジを変えて演奏されていた曲。その断片は、『XL』に収められていますが、あの後もさらにアレンジが変わっていったのですよね。スワンプな原曲が、イメージをどんどん破壊されていく有様は、当時の田島がいかに先鋭的であったかということを示す象徴的な1曲でした。エレクトリックソウル的に再解釈してもらいたい。

第7位「ティアドロップ」 (『EYES』Standard of 90's)

今年発売20周年の『EYES』。そのリマスター版に収録されています。

もともとは「モグラ・ネグラ」というテレビ番組のタイアップ曲。『結晶』と『EYES』の間に収録され、シングル「サンシャイン・ロマンス」のカップリングとしてリリースされましたが、アルバムには収録されなかったマニア向けの曲です。

しかし、単なる「知られざる1曲」ではなく、極上の「ポップス」です。爽快感と開放感と、そしてどこか悲壮感にあふれた素晴らしいサビのフレーズ。それが最後に何度も何度も繰り返されるあたりでは、熱いものが胸にこみ上げてきます。田島本人も絶対に忘れているに違いない1曲ですが、田島が目指す「ポップス」は間違いなくこの1曲の中に体現されていると思います。


第6位「ロデオ・ソング」 (『RED CUATAIN』)

レッド・カーテン時代の、ものすごく変な曲。どういう頭の構造しているんだろう?というくらい曲調がころころと変わっていきます。「なんかわかんないけど、変わっていてカッコイイことしたい!」という衝動だけでできているような曲。これを大人の田島がどう演奏するか、という辺りに興味があります。バンド形式だったら、「Mr.Big Rock」もいいですね。

第5位「インソムニア」 (『L』)

これは今回のツアーで絶対やるだろう!?と思っていたら、外されてしまった曲。「ディア・ベイビー」とどっちをやろうか最後まで迷ったに違いない、というのは自分の勝手な妄想。『L』で聴いていた当時は、この曲の良さがまったくわからなかったのだが、その後ニューウエーヴなミュージシャンに遡って聞いていって、あぁそういうことがやりたかったのか、と後で分かった曲。今回を逃したら、もう日の目を見ないかもなぁ。惜しいなぁ。

第4位「スキャンダル」 (『結晶』)

これを生で聴いたのは『Sunny Side』アレンジ(『風の歌』ツアー)だったので、ぜひオリジナルの『結晶』アレンジで聴きたい。この曲をラジオで聞いて衝撃を受けたのが、ORIGINAL LOVEにハマったきっかけだったのだけど、20年経った今でも当時の感動がよみがえります。これ以上考えられないベストテイクが、レコードの中に刻み込まれている、というのがこの曲のすごいところ。

だから、しーたかさんのドラムとは、ちょっと相性が違うのかも。じゃあ、メジャーデビュー時オリジナル・メンバー復活で!…いやいや、それがないのが、オリジナル・ラブのいいところ。…でも見たいなぁ。


第3位「地球独楽」 (『ビッグクランチ』)

画期的な大作だったのに、結構冷遇されていますよね。「STARS」と並んで再評価されてほしい1曲。

ただこれは、バンド形式ではなく、「ひとりソウル」か「アコースティック」でやってほしい。どうひとりで演奏するか、あるいはアコギ1本でやってくれるか、というところに注目して。

第2位「美貌の罠」 (『踊る太陽』)

これだけhiroumiさんと被ります。それだけこの曲はライヴで聴いてみたい! 実はまだ、ライヴ未体験なのです。『踊る太陽』のころ、ライヴにぜんぜん行けなかったので。

多くの方が感じたと思うのですが、リフが「ファッション・アピール」と被ります。今回のツアーで「一撃アタック」→「フィエスタ」というメドレーができたというのなら、「ファッション・アピール」→「美貌の罠」という流れもアリだと思います。元々がレア・グルーヴっぽい曲なので、エレクトリック・ソウルバンドの面目にかけて、やってもらいたいです。

第1位「TIME」 (『LOVE! LOVE! & LOVE!』)

これはもちろんバンド形式で! これのイントロが聴けたら、死んでもいいです(笑)。


ベスト3ほど文章が短くなっていますが(笑)、それほど直観的に「見たい!」と思っているのです。

林2013/08/04 17:06本当にティアドロップ良い曲ですよね。最近、I PODでこの曲ばかり繰り返し聴いています。

今日、神田の神保町の古本屋街を一日中散策したら、月刊カドカワ特集(rainbow race)とマーキー特集(ビッククランチ)が買えてかなり嬉しかったです。

keyillusionkeyillusion2013/08/06 00:49林さん、ありがとうございます。
「ティアドロップ」さすがにファンも忘れつつある曲だと思いますが、語り継ぎたい名曲です。

マーキーからも10年以上経ってしまいましたね。またあのレヴェルの特集をどこかで組んでほしいものです。

2011/07/21(木)

ORIGINAL LOVE『白熱』を聴いて3週間が経った

| ORIGINAL LOVE『白熱』を聴いて3週間が経った - バベルの塔または火星での生活 を含むブックマーク ORIGINAL LOVE『白熱』を聴いて3週間が経った - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

オリジナル・ラヴの音楽は新たな境地を迎え、作る曲全てが自然と『ポップス』を奏でることだろう。

すごく曖昧な記憶からの引用なのだが、二見裕志がこんなことを雑誌で書いていた。原典を正確に引用したかったのだが、膨大な雑誌の山の中に埋まってしまった…(無事「発掘」できたら改めて引用します)。

今『白熱』を聴いた耳では「まさにそのとおり!」と思うだろうが、これ実は、10余年前、『ビッグクランチ』のときに言っていたこと。そのときその文章を読んで、「まさにそのとおり!」と膝を打ったので、覚えていた。

白熱

白熱

白熱』をはじめて聴いて、そろそろ1ヶ月が経とうとしている。

ORIGINAL LOVE の新譜はいつも、熱で浮かされたように、それこそ自慰を覚えたサルのように、とめどなく聴き続けるのだが、この感覚も実に4年半ぶりのことだ。ところがまぁ(今だからこそ書くが)前作はそれを受け入れるのにものすごく労力を必要として、ある意味「苦行」のようだったのだが、今回は聴くことがそのまま「歓び」になっている。もちろんそれは、『街男 街女』以来なのだが、こんなに聴くたびにワクワクするのは、それこそ『ビッグクランチ』のとき以来かもしれない(『ムーンストーン』は大好きなアルバムだが、もっと静かな喜びだった)。

全体印象を軽くまとめて…と書き始めたが、やっぱり1曲1曲ごとに書きたいことが溜まっていた。とりあえず、吐き出せることを吐き出してみる。前に書いた「第一印象」は、やっぱり第一印象でしかなくて、前に書いたことと矛盾する点もあり。


1. フリーライド

この曲のいいところは、古さと新しさが同居しているところだ。

ブルースやソウルを下敷きにしながら、軽いドラムマシーンの音が現在形のポップスになっている。『ELEVEN GRAFFITI』の「機材元年」と言っていた頃に本当にやりたかったのは、こういう曲だったのかもしれない。

ところで、ボーナストラックを聴いたりDVDを見たりして、田島がどうして急に大道芸人めいたことをやり始めたのか、不思議に思う人もいるかもしれない。

まぁ、ずっとライヴを見ていた人なら急でも何でもないわけで、今年2月の「ひとりソウルショウ」はおろか、すでに2009年のライヴから始めていたことだった。田島もハッキリとその元ネタを語っていた。「急」と思っていたような方は、ぜひ下記エントリを読んでみてください。

http://originallove.g.hatena.ne.jp/keyillusion/20100103

で、こないだのライヴのMCによれば、今度の秋にでも、このエントリでも触れた『ビッグクランチ』のころの「ドサ周り」をまたやってくれると言うじゃない。あのときの興奮が蘇える!

初演

2011年2月「ひとりソウルショウ」

2. バイク

王道のポップス。自己引用的に、かつての曲がいろいろと頭をよぎる。

Aメロは「銀ジャケットの街男」。サビは「ヴィーナス」(これは賛同者が少ないかもしれないが、「ヴィーナス」のBメロと雰囲気が似ているように感じる。ベースラインか?)。間奏で「GLASS」。サックスは「ローラーブレイドレース」。「ダウンタウン」などの歌詞が『キングスロード』を思い出させる…というか、アレンジ、リズムなどがロネッツなんかの60年代ポップスを下敷きにしている。

しかし「セルフパロディ」と単純に片付けるにはあまりにもったいない、メロディの良さ。曲としてのまとまり、完成度。

初演

2010年7月「好運なツアー」ツアー:仮題「ひまわり」


3. セックスと自由

本当にカッコイイ。股間を直撃するようなこのカッコよさ、「スキャンダル」(もちろん『結晶』のヴァージョン)に匹敵すると言ったら言いすぎだろうか。

シンセとギターだけになる間奏(2'55"~)、音はスカスカなのに、あの「間」の濃密さは本当にシビれる。それこそ「スキャンダル」のフルートソロの間奏(3'00")と同じくらいカッコイイ。

「カッコイイ」とか「シビレル」とか低脳な書き方しかできないのだが、これはもう、そのくらい音楽的な本能に訴えてくるからであって、言語化など(まだ)とてもできない。

「ひとりソウルショウ」で「SEXとSURFIN'とBIKEとR&R」が仮タイトルだったヴァージョンを聴いている人の中には、アレンジの軽さを気にしている感想もあって、それも理解はできるのだが、ライヴを知らない身にとっては、この乾いたアレンジがまた堪らないのだ。

初演

2011年2月「ひとりソウルショウ」:仮題「SEXとSURFIN'とBIKEとR&R


4. カミングスーン featuring スチャダラパー

ヴォーカルとラップが重なる部分(「オープンカフェ」と「待ち合わせ」のところ)がステキだ。「今夜はブギーバック」の"逆"を自然と連想してしまう。

「たまにはハメでも外そうじゃない」のMCは、やっぱりシンコなの?

曲の軽やかさもさることながら、田島のヴォーカルの軽さがすごくいい。『キングスロード』のときに、「"自分"を消さなければいけない」と言っていたわりには濃密過ぎるヴォーカルがそれをぶち壊しているところもあったのだが、この曲は"田島貴男"が少し引っ込んでいるから、"曲"それ自体が自然と前に出てきてるように思う。

唐突な「モリッシー」の登場にニヤリとする向きもあるだろうが、もしかしたらその笑い、ちょっと保留した方がいいかもしれない。『MARQUEE』vol.20、つまり2000年の『ビッグクランチ』特集から引用。

マンチェスターサウンドがイギリスではやってた頃は、むしろマーヴィン・ゲイとかアメリカの黒人音楽にハマッてて。ジーザス・アンド・メリーチェインとかハッピーマンデーズとか、あんまり興味なくて。スミスも好きじゃなくて。でも、アズティック・カメラは大好きだった。

今でもスミスが嫌いかどうかは分からないし、あの歌詞をスチャダラパーとどちらが受け持ったのかも、現時点では不明。

初演

2009年6月「HOT STARTER 09」ツアー:仮題「ディランとブレンダ」

5. 春のラブバラッド

東京 飛行』は「カフカの城」が一番いい曲だ、と思ったこと自体が不満だった。いつもなら、そのくらいの曲ならたくさんあるのに、と。

白熱』は逆だ。この田島ならではの名バラードが、他の曲に埋もれてしまうのが困りものなのだ。間違いなく「名曲」なんだけど、正直なところ、10曲の中で一番インパクトがない。なんなんだ、この贅沢な悩みは。

初演

2009年6月「HOT STARTER 09」ツアー:仮題「小さな愛の歌」

6. ハイビスカス

はじめて聴いたときから、このアルバムで一番好きな曲。ちょっとネジくれたコード進行。独特の切ないメロディ。しかもちょっとしたブリッジのメロディまでもが、非常に凝っていて、田島の「好調さ」が窺がえる。Aメロがメジャー調なのに、サビがマイナーに自然に転調するあたりは、聴きこむほどに凄いと思う。「できすぎ」と言いたいくらい。

でも、どうしてはじめて聴いたときからそんなに気に入ったのか、さっき他所のブログを見ていて謎が解けた。SWEET SWEETさんの「ツェッペリン“永遠の詩”から派生した歌謡曲?」というコメント。レッド・ツェッペリンといえば自分がORIGINAL LOVEよりも好きなバンド*1で、「そんな曲あったっけ?」としばらく考えて、やっとわかった。まさにこの「ハイビスカス」だ。

この曲を聴いたときに、ギターの重ね方が「永遠の詩」っぽいな、と頭をよぎったのだが、そんなややこしいことじゃなかった。リフのリズムパターンが、正にソレだ。なんで今まで気づかなかったのか、自分でも不思議。ツェッペリンで一番好きな曲だというのに。

初演

2009年12月「L'ULTIMO BACIO Anno 09」:仮題「高い枝のクランベリー」

7. ふたりのギター

これも「ハイビスカス」と甲乙つけがたいほどの素晴らしいメロディ。

この『白熱』というアルバムの凄いところは、美しいメロディがまさに惜しげもなく使われていて、しかも「これで全部じゃないんだよ」とばかりに余裕を感じさせてくれるところ。

曲自体の力が強いので、どういう風にでも曲が変わる可能性を秘めている。アレンジは本当に表面的な飾りに過ぎない。(本当はこの曲のアレンジにだけ不満があるのだが、それはまた別の機会に)

今回田島は、文字通り「ひとり」でこのアルバムを作り上げたのだが、「ひとり」でこれだけの作品を作ったことが凄いのではない。いかにも「ひとり」で作りました、という感じをまったくさせないのが、このアルバムの本当に凄いところだ。

なぜそれが可能だったか。たぶんそれは、このアルバムのほとんどの曲が、先にライヴで演奏されていたからだったのだと思う。アルバム用に曲を作り、それをライヴ向けにアレンジする、という今までのパターンとはまったく逆。ライヴでまずは反応を試して、アルバムにそれをフィードバックする。『ビッグクランチ』の「女を捜せ」や「ダブルバーガー」の手法を、アルバム全編に適用したのが、この『白熱』なのだ。

ORIGINAL LOVEにとって、アルバムとライヴの関係は、とても重要な意味を持ってきた。初期はそれがうまく噛み合わなかった。ヴォーカルスタイルの変化もこれと関係がある。『Sunny Side of ORIGINAL LOVE』は、ライヴ向けのアレンジをスタジオ録音にしたものだったりする…のだが、そういう話はまたいつかまとめてできればいいな(逃)。

初演

2011年2月「ひとりソウルショウ」東芝EMI DAYS


8. 海が見える丘

最後に作った「あたらしいふつう」を除いて、この曲だけがライヴが初出ではない?

「フレンズ」や「日曜日のルンバ」のような、本当になんでもないポップス。想像だが、田島はこういう曲を書くときには、ものすごく労力というか時間がかかっているのではないだろうか。たぶん、"普通"にメロディを生み出すと、「あたらしいふつう」のAメロのような感じになるのだと思う。ああいうあたりからはじめて、ああでもないこうでもない、とやっていって、このくらいまで「なんでもない」ところまで持っていくのではないだろうか。

GOOD MORNING GOOD MORNING」がちょっとよぎる気がする。


9. あたらしいふつう

http://diary.originallove.lolipop.jp/?eid=580

曲が浮かんでから上の日記を書いたのではなく、この日記がきっかけでこの曲ができたのだそうだ。2ヶ月あまりでここまで完成させたと言うことだ。

そういう背景も知っているためだろうか、この曲だけ浮いて聞こえる。

小沢健二の『LIFE』をリアルタイムで聴いた人で、製作時期の違う「今夜はブギーバック」だけが浮いて聴こえた経験をした人は、この文章を読んでいる人の内には結構いると思うのだが、ちょうどその逆だ。

この曲が「浮いて聴こえる」というのは、つまりはこの曲はまだ「未完成」だと思うからだ。他の曲と違って、できたてのホヤホヤの状態、つまり「熟成」の期間を経ることなくアルバムに収録されてしまった。

では、この曲はいつ「完成」するのか。もちろんそれは、この先「ライヴ」で何度も演奏されることによってだ。折に触れこの先、いろんな機会でこの曲は演奏されていくことだろう。まさに「新しいスタンダード」を目指しているのだ。先日のツアーではどうだったのだろう? そういう観点から何か思い当たるフシがあったなら、ぜひコメントをください。


さっきも書いたが、この曲のAメロには、ものすごく田島の「素」を感じる。あの独特のリズムは、田島の自然なところから発生しているような気がしてならない。こういう「観念的」なメロディから始めて、頑張って頑張って、やっとBメロのような自然で美しい「肉体的」なメロディを生み出しているのではないかな。


あと、Twitterで知った情報なのだが、「あたらしいふつう(をつくる)」というのは、実は日本郵政の民営化(2007年10月)に際してのスローガンなのだそうだ。その「あたらしいふつう」という言葉について、いろんな人が図らずも正面から丁寧に考察をしてしまっている(どういうわけかは読めばわかります)面白いページをやはりTwitterで知った。この曲を念頭にしておいて読んでも面白い。

http://okwave.jp/qa/q6743671.html

まぁまさか、田島がJPからインスパイアされたとは思わないが…偶然でしょ、やっぱり。


さてこの曲で、歌詞がとても重要なのはよくわかっている。しかし実は、まだ1回しか歌詞カードを見ていないのだ。というのも、歌詞を読んで云々かんぬんという、自分にとって不慣れなことをさせる気を、このアルバムはまったく起こしてくれないのだ。ただメロディに身を任せて聴き入るのみ。それだけで十分に歓びを与えてもらえる。そんなアルバムなのだ。

というか、歌詞の考察については、やっぱり「餅屋」にお任せしたい。さすがだ。

ひとりひとりの「白熱」がある!~歌詞から見たオリジナル・ラブ『白熱』論

10. 好運なツアー

2010年夏のツアータイトルにもなった曲。満を持してアルバムの有終を飾った。

なぜ「好運なツアー」なのかは、下記の日記を参照。

http://diary.originallove.lolipop.jp/?eid=89

しかし、「好運なツアー」で日記を検索した方が、さらにいろいろな背景が見える。

http://diary.originallove.lolipop.jp/?search=%B9%A5%B1%BF%A4%CA%A5%C4%A5%A2%A1%BC

ひとつ考えてみたいのが、「好運」の意味ではなくて、なぜ「ツアー」なのか、ということ。単に「人生」のアナロジーなのか。「好運な僕たち」ではダメだったのか。まだうまく、考えがまとめられない。

初演

2010年7月「好運なツアー」ツアー


補遺

ORIGINAL LOVEもすっかり聞いていないな…」という人へ向けて、今回のアルバムの素晴らしさを語る!というようなことを本当は書きたかった。しかしやっぱり、自分にはその文才と音楽的素養がなかった。自分に書けるのは、今でもORIGINAL LOVEが好きな人の、好きな人だけが分かるような文章。

しかし、「最新作が最高傑作!」というような盲信的なことが言いたいんじゃあないんです。今までちょっとでもORIGINAL LOVEを好きな時期があったなら、ましてやこんなブログをはるばる辿ってきたような人になら、本当にオススメです、『白熱』。このアルバムは、未来を創造するかのような過去が詰まり、過去の道程を辿る未来が感じられる、そんな一枚なのです。


補遺の補遺

前半は「バイク」に乗って軽快に流れるような感じ。河川敷で自転車でのんびりサイクリングしながら聴いたら、本当に気持ちが良かった。公道でやったら道交法違反です。為念。

「春」とか「花」とかは、『白熱』のキーワードのようなものなんだろうけど、さっきも書いたが、実はまだ歌詞カードを1回しか見ていないのでなんとも言えない。餅屋さんがまとめてくれるといいな。


初演情報を書いてみました。もしかしたら不正確かもしれないので、ご指摘お願いします。

*1:本当ですよ。ブートマニアにはなれないけど。

SWEET SWEETSWEET SWEET2011/07/22 01:46これまたコメント意欲を掻き立てる、素晴らしい「白熱」エントリでした。
良い!「白熱」然り、良いものは「良い」とひとことで伝えるのが一番説得力を持つ気がします。


以下、keyillusionさんのエントリから刺激されて思い浮かんだ雑感を(あまり本文に触れられていませんが、感想はひたすらキリがなくなりそうなので)。

かつて(今も?)代名詞が如く使われていた「スタイリッシュでアダルト」という文脈のオリジナル・ラブへの評価は、間違いとまでは言わないまでも、その魅力を十分に伝える言葉ではなかったように思います。
どちらかといえば、スタイリッシュからはみ出す「汗」や、アダルトから零れたパンクスの「無邪気さ」にこそ、田島貴男という人間の真価という気がします。伊達なのにかわいいんですよね。

ところが「白熱」はこれまでのキャリアで最も「スタイリッシュでアダルト」といえるかもしれません。
それは無意味なレッテルとしての「スタイリッシュ」ではなく、試行錯誤した末に到達したであろう軽さ。背伸びして聴く表面的なムード音楽ではなく、音楽から離れてしまった大人を呼び戻す「ティーンのためだけではない」ポップス。
大人という言葉を使わずにはいられない、40代にしか作れない“ただの”ポップス。


>この曲を聴いたときに、ギターの重ね方が「永遠の詩」っぽいな、と頭をよぎったのだが

田島貴男がかつて、60〜70年代のルーツロックにつよいレコ屋でバイトしていたという経験は、彼が書く曲に時折顔を出してきますが、「東京 飛行」から「白熱」リリースまでの間に行われたライブで聴いた新曲群には、そういった年代のロックの影響がかなり顕著に表れていました。
今回は見送りとなった「路上」という曲は、CCRの「雨を見たかい?」をすぐに思い浮かべたし、「ハイビスカス」の原型である「高い枝のクランベリー」は「永遠の詩」を思わせるギターアンサンブルを取り入れた、今よりミディアムテンポの曲だったと記憶しています。keyillusionさんが指摘する通り、その名残りは「ハイビスカス」のイントロなどで聴くことができます。

では「ハイビスカス」が大陸の香り漂う“洋楽”かというと、これがそうでもない。むしろ受ける印象は男っぽい“歌謡曲”と言えるかも。いなたいのにスタイリッシュ。洋にも邦にも転ばない、この辺りのギリギリを行くさじ加減はもはや唯一無二です。
つい最近、ツイッター上で長山洋子の“ハートブレイカー節(博多山笠女節)”を面白がっていましたが、この曲も充分ユーモラスです。

続く「ふたりのギター」も同様に、オリジナル・ラブの歌謡曲。
とはいえ音楽の国生まれの外国人、田島貴男の作る歌謡曲なので、いわゆる「日本人の心に沁みる」といった類いのシケっぽい音にはなりません。やはりどこか洋楽的。
まだまだ様々な角度から、このアルバムを楽しむ方法がありそうですね。


>このアルバムは、未来を創造するかのような過去が詰まり、過去の道程を辿る未来が感じられる、そんな一枚なのです

この名フレーズ、ジャケの帯に入れたいです。

SWEET SWEETSWEET SWEET2011/07/22 01:50>アダルトから零れたパンクスの「無邪気さ」にこそ

→アダルトから零れたパンクスの「無邪気さ」こそ

誤字が多くてすみません。

keyillusionkeyillusion2011/07/22 17:38誤字は気にしないでください。「はてな」のコメント欄は、そういう修正ができないインターフェイスなので…(なんとかならんのかな)。

>どちらかといえば、スタイリッシュからはみ出す「汗」や、アダルトから
>零れたパンクスの「無邪気さ」にこそ、田島貴男という人間の真価という
>気がします。伊達なのにかわいいんですよね。

ここですよね。ORIGINAL LOVEにハマるかハマらないかの分水嶺は、ここを受け入れられるかどうかにあると思います。個人的な経験からも、実は初めてのライヴが「オレは渋谷系じゃねえ!」と叫んだ例の伝説の公演だったんですが、アルバムではあんなにスタイリッシュなのにライヴではすごく「バカ」だったそのギャップに、心を撃ち抜かれてしまったわけです。

「路上」はそういう感じの曲だったんですか。
今回のアルバムは、『東京 飛行』をまたいで、やっと『キングスロード』の成果が結実したアルバムなのかもしれませんね。

「洋楽くささ」というのは、ORIGINAL LOVE のアイデンティティのひとつだと思うんですが、それを「スタイリッシュ」というならば、たしかに『白熱』はスタイリッシュなアルバムですね。

>大人という言葉を使わずにはいられない、40代にしか作れない“ただの”ポップス。

うん、今回はそうですね。でも田島はきっと「大人」というキーワードは拒否するのでしょうね。パンクやロックの真髄に一度でも触れた者なら抱くはずの「反体制」。あるの体制に組み入れられようとする瞬間には、すぐに別の方向へ逃げようとする。別の言葉で言えば「天邪鬼」なわけですが(笑)、40代を過ぎたミュージシャンに与えられがちな「円熟」というキーワードからは、きっと逃げ続けるでしょうね。田島は10年前に「ニール・ヤングみたいな爺さんになりたい」と言っていたのですが、サウンド的な話ではなくて、スタンス的な話として、たしかにそういう風になってくれると嬉しいですし、それができる人なのではないかと思います。


ところで、『サウンド&レコーディング』を昨日買いました。「ひとりで全部やってみて、やっぱり音楽は『分業』で作るべきだと思った」と言っていました。バンドスタイルのことではなくて、レコーディングに関する意見ですが、やはり「ひとり」アルバムは今回が最初で最後になるでしょうね。日記によればすでに新しいステップに踏み出しつつあるようですし、今後の展開が非常に楽しみです。

keyillusionkeyillusion2011/07/22 17:45>田島貴男がかつて、60〜70年代のルーツロックにつよいレコ屋でバイトしていたという

そういえば昨日ウチのカミさんと話をしていたのですが、渋谷のHi-Fiってもう閉めてしまったんですか?

SWEET SWEETSWEET SWEET2011/07/23 01:10は〜、あの渋公ライブがデビュー戦ですか!やはり縁が深いというかなんというか。


>でも田島はきっと「大人」というキーワードは拒否するのでしょうね。

大人だとか大人の鑑賞に耐えうるロックだとかクソだと思っているでしょうね(笑)。もちろんそういうところが好きなわけですが。

いやしかし、今回ばかりはそういう手垢のついた言葉で修飾したくなる気持ちも理解できるというか、適当な言葉が見当たらないのだけれど、確実に「若さ」という価値以外の新しい表現方法を獲得しているように思いましたね。さりげない言葉の中に、今の年齢でしか伝えられない、本当に胸を打つなにかが含まれていますよね。ハーレーから始まった2輪への好奇心が「バイク」という名曲に結実しているのが素晴らしい。

尖ったままで未だに錆びないニール・ヤングは、ロックのひとつのゴールですよね。今のオリジナル・ラブで、轟音ギターで囁く4ピースとか凄くいいですね。

サンレコを読んで、専門用語の多さだけで「この人すごい」と感心しそうになりました(笑)。
「20年目の宅録」を納得するまで試したいま、どんな形でバンドスタイルに還元されるのかが楽しみです。

ハイファイまだあるはずです。ないのか?今度近くを通ったら確認してみます。

keyillusionkeyillusion2011/07/23 15:45>大人だとか大人の鑑賞に耐えうるロックだとかクソだと思っているでしょうね(笑)。

そうそう!今回のインタヴューでもどっかでこう言ってくれないかな、と密かに期待しています(笑)
たぶん、われわれと同じようなそういう感覚を持たれている方で、もう10年以上のお付き合い(ネットでですが)がある方が、『白熱』のレヴューを新たに書かれていました。SWEET SWEETさんなら琴線に触れる部分があるはずです。
http://www.tokyo-ongaku.com/?p=876

>今のオリジナル・ラブで、轟音ギターで囁く4ピースとか凄くいいですね。

今回の曲たちが、今後どういう風にライヴでアレンジされていくのか、楽しみです。考えてみたら「4ピースで」というのはデビュー前のころ以来となるわけですから、それでまた納得の行くバンドサウンドが完成したら、ライヴアルバムが出るの可能性もありえますね。

>サンレコを読んで、専門用語の多さだけで「この人すごい」と感心しそうになりました

やっぱり「職人」なんですねえ。アウトラインはなんとなくわかりましたが、さすがに個々の機材のことを並べられてもチンプンカンプンでした。
個々の機械は、それを選択した理由などあると思うのですが、サンレコが『ムーンストーン』のころに田島のプライヴェートスタジオを特集した号と比較して、どういう風に変化しているのか、時間があったら検証してみたいです。

SWEET SWEETSWEET SWEET2011/07/23 20:03トーキョーオンガクサイト、読ませていただきました。もう「その通りですね!」の連続でした。素敵なサイト(というかお知り合い)を紹介していただき、ありがとうございます。やっぱりドアーズ入ってるよなあ。
みなさんそれぞれの視点や得意分野があるし、個性的なファンの方々の振り幅がそのままオリジナル・ラブの幅なのでしょうね。

>ライヴアルバムが出るの可能性

これはかなり現実味を帯びてきましたね。自分は今のインディーズという形態は賛成なんです。
制作からプロモーションまで、ほぼすべてを自分達の手で請け負わなくてはならないぶん、今まで以上に「売る」ための面白いアイディアを出さざるを得ないと思うんです。
今回の「フリーライド」撮影のように、実験的なアイディアや宣伝方法を試すのは、メジャーレーベルに任せっぱなしだった今までよりも、「トータル」としてのオリジナル・ラブ・ブランドを作り上げていく良いチャンスだと受けとめています。今後ファンクラブが充実していく可能性も多いにあるでしょうしね。充実させなきゃダメ絶対。
なにより、すべてを面白く実験の場にしていくことこそ芸術的であると思うんです。

必然的に、行われたライヴを音源や映像として売り出すのは、制作費諸々の面から言っても、間違いないでしょうね。事務所側とリスナー側の利害が一致する、ナイスな案だと思います。まああんまり制作費の心配するのもどうかと思いますけどね(笑)。


>やっぱり「職人」なんですねえ

「白熱」を聴く前の予想がはずれました。「職人」としての魅力をたっぷり味わえるアルバムでした。しかし本当にマニアックさを見せたがらないよなあ。「オレの知らない音楽をいっぱい知ってる!」という尊敬の仕方をしている身としては、ミュージック・マニアとしての偉大さも、もう少し前面に押し出してくれてもいい気がします。

keyillusionkeyillusion2011/07/25 22:22
メジャーレーベルが巨大企業のサラリーマンなら、インディーズは音楽的な「独立開業」ということですよね。それなりの顧客は掴んでいるからアッサリ閉店…という事態は心配しなくてもいいと思いますが、当人たちにしてみればちょっと大変ですよね。…まぁポニキャンの末期は何もしてくれなかったから、今の方がずっと気が楽なのかも。

ポニキャンが一番プロモーションしてくれたのは、『ビッグクランチ』のときの、L?K?Oと二人きりでのクラブサーキットのころだったと思うのです。あのときのミニライヴは本当によかった。ORIGINAL LOVE がバンド形態に縛られず、自由なユニットとして機能するさまを見せ付けられました。田島はやっぱりライヴがベースなんですよ。だからこそ、今回の『白熱』もあれだけの充実した内容になったのでしょう。そして、今年後半に行うと言う「ひとりソウルショウ」全国ツアーは、ぜひ見られればいいなと思います。

>なにより、すべてを面白く実験の場にしていくことこそ芸術的であると思うんです。

「カミングスーン」で引用した『MARQUEE』では、「『L』のアイデアは『DESIRE』のころからあったが、まわりが許してくれなかった」というようなことを言っています。今回のツアーの「ドラキュラ」や「明日の神話」のアレンジの話を聞くと、田島もやっぱり一度くらいは、そういう実験的、あるいは「観念的」な方向で思う存分やってみたいのかもしれませんね。

>ミュージック・マニアとしての偉大さも、もう少し前面に押し出してくれてもいい気がします。

東芝EMI時代は、彼に付いていけば音楽の先端がわかるような気持ちにさせてくれましたからね。今でも膨大な音楽を聴いているんでしょうが(今は映画の方が多いのか?)、アンテナに触れたところを、『EYES』のころのように、時流の先端のポップスを何の衒いなく出してしまうような、そんな作品もまたこの先、生まれるのかもしれませんね。


それから、トーキョーオンガクサイトが気に入っていただいてよかったです。あそこを読むと、自分が分離して書いたんじゃないか?というような錯覚に陥ることもあります。その一方で、今回の「春のラブバラード」の評価のように正反対になることもあるのが面白いのですが。

rararapocarirararapocari2011/07/26 00:16遅ればせながら、餅屋(笑)です。お褒めの言葉ありがとうございます。
「ハイビスカス」は面白い歌ですよね。自分も、このメロディ大好きです。
今回、自分にとっては苦手曲が皆無という点で、オリジナル・ラブとしてはかなり異例のアルバムです。敢えて苦言を呈するなら3曲目のタイトルくらいですかね。

>(本当はこの曲のアレンジにだけ不満があるのだが、それはまた別の機会に)
自分は、サックスの入る2番のあとのブリッジ部分のドラムが猛烈に気になりますね。
ズンドコアレンジとでも言うべきカッコ悪さがあります。
そうして曲を最初から聴き直すと、ドラムアレンジがおざなりな気がしてきます。
そのあたりでしょうか。
(また別の機会でもかまいません)

keyillusionkeyillusion2011/07/27 12:37そういえば、「苦手曲」がありませんね。「春のラブバラード」が名バラードであることは、論を俟ちません。3曲目のタイトルは、(笑)付きで自分としてはOKです。

>そのあたりでしょうか。

まさにそこです。いろいろと理由を考えていたら、別エントリを立てられそうな感じになってきたので、そちらを待って下さい。

2011/06/27(月)

ORIGINAL LOVE『白熱』を聴きながら

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※何の予告もなかったのだけど、バッジが付録に付いていた!うれしい! 上部の丸いトリコロールで、青いところに「HAKUNETSU」赤いところに「20th anniversary」と書いてある。

この4年半

前作『東京 飛行』から、ちょうど4年半。オフィシャルの「Biography」の「2006-2010」を見ると、やっぱりいろいろあったと思う。

http://originallove.com/biography/index.html

※このBiographyだと『東京 飛行』は「13TH アルバム」になっている。ところが「Discography」で『東京 飛行』は「14th」扱い。

数年前、『キングスロード』が「13th」になっているのを見て、「カバーアルバムも正式なアルバムとして扱うんですか?」とオフィシャルにメールで訊いたことがあったが、そのときは結局回答を得られなかった。本当に、どっちが正しいの!?

スターター」があって、Caocaoやって、ツアーは(東名阪だけだけどね!)5本。「田島は何もしていない」と思ったことはないけれど、「どうしてアルバムを出さないの?」と思い続けたこの4年半だった。ライヴを観るためには海外旅行に出るくらいの覚悟を決めないと観られない立場にある者(事実上観られない)としては、新しい音のないこの4年半は、やっぱり長かった。

さて拙ブログだが、ここ1年は、完全に放置していた。田島の動向はまったく追っていない、と自分でもすっかりそう思っていた。けれどもさっき、過去エントリをさかのぼってみたら、「ボラーレ!」が出たころの2010年初頭まではきっちりと追っていたのだった。ツアーもちゃんとセットリストを載せているし、ブログ界に散らばる「ライヴレポ」をしっかりとまとめているし。

そう、「Holeshot」ツアーまでは追っていた。しかし、『ボラーレ!ザ・ベスト・セレクションズ・オブ・オリジナル・ラヴ』のあんまりな内容に心が折れてしまった。「有害図書」と言われようとなんだろうと、あのベストは今でもやっぱりひどいと思う。ポニーキャニオン時代の田島が残したものは、もっと豊穣で土臭くてカオス的で生命のきらめきに輝いている。その魅力をまったくと言っていいほど伝えていないのが、あの「ベスト」盤だと思う。表面的な取り上げ方にもほどがある。本人の選曲である可能性が高いのもわかっているが、やっぱり自分の魅力ってのは、自分ではわからないものだよ。

結局、フォローをサボっていたのは、「好運なツアー」と「ひとりソウルショウ」だけだった。情報的にすっかり取り残されてしまったかな、と思っていたが、ブランクはそのくらいのようだ。


所属話

2009年の初頭、突然のようにポニーキャニオンのサイトからORIGINAL LOVEが消えた。それからその話がオフィシャルに語られることはまったくなかった。結局、ニューアルバムは、Wonderful World から、つまり自主レーベルから出されることになった。ORIGINAL LOVEはメジャーのミュージシャンではなくなったのである。

もちろん「メジャー指向」なんて、音楽を楽しむ上ではむしろ邪魔なものだ。メジャーだろうがインディーだろうが、よいものはよい。

しかし、「インディーズ落ち」はカンベンなんて書いたこともあったが、やっぱりORIGINAL LOVEはその線を保って欲しかったと言うのが、自分の本音だ。

それは、ORIGINAL LOVEをはじめて知ったときの衝撃は、まさにこの点に関しての衝撃だったからだ。つまり、つまらない音楽ばかりと思っていた日本の音楽界に、こんなに凄い音楽をぶつけてくる奴ら(当時はバンドだったので)がいるということを自分に教えてくれたのが、ORIGINAL LOVEだったのだ。

もちろんそれは、今になってみれば、単に自分の音楽の趣味が狭かっただけで、本当は日本のメジャーフィールドにもすごい人はたくさんいて、たまたまそれを最初に知ったのがORIGINAL LOVEだったのだ、とわかる。

だけども、田島の当時のインタヴューでは、「よいポップス」という言葉をしきりに使いながら、良質でなおかつ「売れる」音楽を作りたい、と言っていた。そういうあたりにすごくしびれたのもまた確かなのだ。

まぁ、もう仕方がない。今はもう、エレファント・カシマシのようになってくれることを祈るのみだ。


ジャケット

自転車のフレームに「HAKUNETSU」と書いてある。

そんなメーカーは、当然というのか残念ながらというのか、ない。

それで思い出したのが、忌野清志郎の「自転車ショー歌」。

http://gamigame.jugem.jp/?eid=108#comments

今度のライヴでのカヴァー候補No.1(笑)。

ちなみに自分はもう5年くらい「のび太の友達」が愛車です。自転車は楽しいよ~。


今から『白熱』を聴きます

これだけ書けば、そろそろ本編に行ってもいいかな?

「第一印象」は、その作品を完全に消化しているわけではなく、誤解や思い込みが混ざる危険もあるけれど、これまでの経験上、かなりの確率でその後の印象を方向付けている。そう思って今まで、このブログでも「第一印象」はなるべく記してきたけど、それでも2~3回は音源を聴いて、あとから綺麗な文章にまとめたものにすぎなかった。

今回は、本当に聴きながら書きます。オートマティスム。どんな感想が出てくるか、自分でもわかりません。

音楽的な語彙が貧弱なのは、カンベンしてください。

1時間後、どんな顔をしているのやら…?


1.フリーライド

ドラムの音で始まる。

60年代のソウルのようなフィーリング。ドキドキする。まさかこんなにソウルっぽいとは。完全に意表を突かれた。ブルースハープがカッコイイ。

ドラムがリズムマシーンなんだけど、その音の軽さが逆にいい感じになっている。古酒を綺麗なグラスで飲んでいるような。

2.バイク

これも1曲目に引き続き、ホーンが耳を引く。

田島の美しいメロディが光っている。この感じ、「夢を見る人」のころのようなコード進行! 「ヴィーナス」も頭をよぎった。間奏のサックスが一瞬「Glass」っぽいフレーズあり。

タイトルだけから、もっとイケイケなバカ曲かと思ったら、王道ポップスですよ、これ。

バイクと言うより、サーフィンな感じだな。海沿いのキラキラした道を走っているってことか。

3.セックスと自由

小沢の「Buddy」をなぜか思い出した。てか、かっこよすぎる。はぁ~、やっぱりその気になれば、こういうソウルな曲かけるんだ(また溜息)。

ホーンが鳴りを潜め、チープなシンセサイザーの音が、むしろスタイリッシュな感じ。

リズムギターが泣ける。『東京 飛行』のギターになかったのは、こういうグルーヴィーなカッティングだったんだよな。

セックスバイク&ロックンロールと言ってる。

4.カミングスーン featuring スチャダラパー

フィリーソウル! ストリングが光る。

やっぱり田島がやってるから「ブギーバック」にはなっていない。

田島がヒップホップと組むと、こういう感じになるのかぁ。

田島の声が、すごく透き通っている。あの「がなり」がないのだ。

これ、シングルカットしないかな。

5.春のラブバラッド

これもまたストリングス。前曲から引き続く感じ。

メジャー調のミドルテンポなバラード。コーラスの重ね方がビートルズっぽい。

すごく丁寧にメロディを紡いでいる感じが伝わってくる。「ショウマン」以来の名バラード誕生か!? 「恋の彗星」に物足りなかった部分がある。

6.ハイビスカス

こっから「B面」だな。ギターの音で始まる。

アメリカンロック調。いろいろなギターの音の重ね方が美しい。コーラスからの印象ではアップテンポな「アンブレラズ」か。

これも「田島メロディ」が光る。複雑なコード進行なんだろうけど、さまざまなメロディが縦糸と横糸のように絡み合って、タペストリーのように1枚の絵になっている。

『Red Curtain』の「ロデオソング」の"ぶちこみ具合"は、こうして今も生きているわけだ。

7.ふたりのギター

パブリックなORIGINAL LOVEの印象。タイトルと違って、ギターの音ない。

メロディの多彩さは、ここまで来てもまったく落ちていない。もう7曲目なのに!

このアルバム、田島のメロディセンスが、本当に花開いている。

この曲、小西康陽がアレンジしたら、もっと面白いものになるかな!? そういう意味ではピチカート時代の曲のような感じなのか。

8.海が見える丘

またミドルテンポな曲。

ここでは田島の歌が冴える。たしかに、今回は例の「がなり」がない。

これは『DESIRE』のころのような感じだ。「日曜日のルンバ」を思い出したのか。

9.あたらしいふつう

ギター一本で歌いはじめ。ミッドナイトシャッフル。でもそんな大げさでない。

すぐにベースが入り、ドラムが入る頃には、普通のポップスになっている。

そう、普通のポップス。何も気負っていない。「力瘤」がまったく見えない。

でも、このちょっとネジくれた感じが溜まらない。

壮大なバラードではない。ロックでもない、ソウルでもない。

田島が普通のポップスを歌うとこうなるのか。歌詞は何を歌っているんだろう。歌詞カードを読むのが楽しみ。

10.好運なツアー

アコースティックのバラード。

最後にはこんな曲もいいね…

と油断してたら!ブギーになった!すげえ!

ふられた気持ち」の路線でラスト曲になるとは!

いつの間にかブルースになってるし。ハニードリッパーズ。後期ツェッペリン。

最後はバイクのスターターがかかって、どこかへ行ってしまいました。(最後1分間の無音あり)


Bonus 1.フリーライド(ひとりソウル・ヴァージョン)

※2011年2月8日渋谷CLUB QUATTRO「ひとりソウルショウ 東芝DAYS」

Bonus 2.なごり雪

※養命酒製造「ハーブの恵み」CMソング

は、またこんど。なんか、せっかくの余韻をぶち壊しそうな予感がしたので。


聴き終えて

はぁ~。すげえ。

安易に「傑作」と言いたくない。けれど、「最新作が最高傑作」と言う使い古されたフレーズが、たしかに頭をよぎったのは認める。

あとは「円熟」とも言いたくない。今までの蓄積はたしかにあるけれど、「人生積み減らしだ」と言ったせいなのか、その蓄積を感じさせないように、とても丁寧にその痕跡を拭っているような気がした。

もちろん「進化」でもない。そういう「物語」的に田島を評価するのは、もうしない方がいいと思うのだ。

すくなくとも今断言できるのは、この「4年半」はまったく無駄ではなかった、ということだ。

まずは、メロディの多彩さが耳を引く。『ビッグクランチ』のころのように、どんなスタイルをやろうとも、安定したメロディがあるので安心して聴いていられる、という充実感。

あとは、田島の「歌」が、本当に力が抜けて良いものになっている。これがいつの頃に近いか…というと難しい。一時期の「一発録音」や「がなり」を通り越して、やっと一つの着地点を見つけたのかな、という感じがした。

複雑な展開があるのと、思った以上に「ソウル」を前に出しているというのも、個人的には嬉しかった。しかし、その結果できているものは、間違いなくシンプルなポップスなのだ。

たぶん、ありうべき批判としては、「音の軽さ」があるような気がする。とくに1,2曲目のチープなドラムは、その矢面に立たされるだろう。だけれど、自分はそれはむしろ「いい味」になっていると思った。「ひとりでやったんだから」と庇いたいのではない。曲の持つ力がとても強いので、そのくらいは欠点にならないと思ったのだ。むしろ、そのチープさがいい味になっていると思った。

kaz_minekaz_mine2011/06/28 09:08おはようございます。こちらではお久しぶりです。
読んじゃいました、やっぱり。PT未入会の私はまだ聴けていないので読むべきか読まざるべきか迷ったのですが、読まずに済ますことは出来ませんでした。昔から我慢は苦手な質です。あまり細かくイメージしてしまわないように、チラ見で読みましたが(笑)
keyillusionさんがライブに行けてなかったお陰によりまして(失礼)、ライブとの比較の内容が無く、助かりました。具体的には音のイメージはわからないのに、期待だけが高まってゆくレビューで、素晴らしいです。ありがとうございました。塾聴後の感想も楽しみにしております。時期をあけて、3度でも4度でもお願いします!

kaz_minekaz_mine2011/06/28 09:10あっ「熟聴」に訂正をお願いします。変換機能に頼りきりのくせに言葉を作るとろくな事がないです、すみません。

SWEET SWEETSWEET SWEET2011/06/28 12:34keyillusionさんの「白熱」レビュー待ってました!読ませていただきました!素晴らしかったです!

聴きながら書いたということで、臨場感ありますね。
しかも「‘夢を見る人’のころのようなコード進行」「フィリーソウル」「何も気負ってない普通のポップス」などがっつきたくなる単語が目白押し(笑)。
聴くのはもう少し先なので、慎重に言葉を選びたいところですが、これはもう名盤の予感。

客観的に判断しようと抑え気味のkeyillusionさんの感想が、アルバムの充実振りを伝えていますね。期待が確信に変わってしまいそうな、素晴らしいレビューです。
新鮮な感動をまとめてくださり、ありがとうございました!

LindaLinda2011/06/28 15:24すべての曲を初めて聴く新曲として聴けるkeyillusionさんが羨ましいです。ライブで何回か聴いて、口ずさめる曲がすでに何曲かあります。でも、アルバムでの歌やアレンジは新鮮味があります。私が一番グッときてしまったのが「好運なツアー」。この曲は、ライブで何回か聴いていますし、多分歌詞もほとんど変わっていないと思います。震災前から歌われている曲だし、ポカリさんがブログで書かれていた「日常生活の中の好運」を歌っている曲なんだと思いますが、これがこれが、このアルバム本編ラストで凄く前向きの勇気をもらえる曲になっていると感じました。それに、この曲ジョン・レノンじゃん!(私にとっては)
まだ1回しか聴いてないので、これから聴き倒そうと思います。keyillusionさんの聴きこんだその後のレビューも楽しみにしています。

rararapocarirararapocari2011/06/29 00:50読みませんよ!
実は、7/27まで感想書くのやめませんか?と協定を結ぼうかと思っていたらすぐにレビューが出てきて唖然としました。(笑)
ほんとーに、今回は、ファンクラブに入っておけばと何度思ったことか。情報をシャットダウンする気は無いのですが、自分もなるべくフレッシュな気持ちで一回目を聴ける日を楽しみに待ちます!
それから読みます!

なっちんなっちん2011/06/29 06:16超久々の更新ですね!待ってましたよ~~~。
わたしも一昨日から「白熱」聴いてますが、1周目は正直あまりピンと来ませんでした。
昨日仕事しながら何10周も聴いたら、味わい深くなってきました。
田島さんの音楽って、これだから飽きないんですよね。素晴らしい!

ツイッターではみんな自粛していて、感想がほとんど見られないので、こういう別の場所に書いてもらえると嬉しいです。

また近々詳細な感想を書いて下さいね☆

keyillusionkeyillusion2011/06/29 16:10みなさん、ありがとうございます。徹夜してまで聴いた甲斐がありました(涙)。

kaz_mineさんやLindaさんに指摘されて気づきましたが、全曲をまったくの新曲としてまっさらな気持ちで聴くことができたのは、怪我の功名というか、ある意味ではラッキーだったのですね。「あの曲がこんなアレンジになったのか」という楽しみはありませんでしたが、10曲分「次はどんな曲だ!?」とドキドキの連続で聴くことができたのですから。

2度、3度と聴いていると、やっぱり「第一印象」とはちょっと違うな、という感じはあります。なっちんさんとは違って、自分は幸いなことに、一発目で非常に「ツボ」に入ったのですが、「4年半ぶり」という嬉しさが、ちょっと過大な評価になってしまっているかもしれません。

聴くたびに感想を書いていると大変なので、しばらくはじっくりと聴く時間にあてようかと思います。rararapocariさんがライヴ会場でゲットしたころに、あらためて感想を書くと思います。(「協定」を提案される前でホッとしました・笑)


>客観的に判断しようと抑え気味の感想

客観的どころか、主観バリバリなのです。このエントリは、この<私>という存在が、『白熱』というアルバムを聴いてこう感じた、というモノローグにすぎません。

本来ならば、先行予約の特権を活かすのであれば、「このアルバムはこれだけの素晴らしい内容を持つから、全人類必聴、7/27の発売日にはみんな買ってね!」と"布教"するのがいいのかもしれません。

ただそれをするには、自分は現在の音楽シーンを知らなさ過ぎ、ORIGINAL LOVEの現在的な意味合い・位置づけをまったくわかっていません。もちろん、田島に興味を持たない人の心にまで届くような文章を書く文才も持ち合わせていません。この「レビュー」(というほどのものでもありませんが)は、ほとんどの人には役に立たないものでしょう。

しかし唯一点、自分と同じような考えを持つ人に対しては、つまりは自分と同じくらいORIGIANL LOVEを愛聴している人に対しては、いくらか「わかる」内容になっているのだという自覚はあります。

その一部の人の"なにか"に響くのであれば、この駄文の意味も生まれます。そして現に、みなさんから感謝の言葉をいただきました。これでもう、この駄文の本望は達せられたと思います。


おまけですが、前作の『東京 飛行』の第一印象はこんな感じでした。ずいぶんテンションが違うあたりが、自分でもおかしいから少し笑った。
http://originallove.g.hatena.ne.jp/keyillusion/20070114/p1

keyillusionkeyillusion2011/06/29 18:34>Lindaさん
>それに、この曲ジョン・レノンじゃん!(私にとっては)

「スターティング・オーヴァー」ですよね? 聴き返してなるほど!と思いました。

SWEET SWEETSWEET SWEET2011/06/29 19:06みんなが何かを言いたい今日この頃、その何かを歌うよりも、様式としてのジョン・レノンをやることの方が伝わってくるものがありそうです。

やっぱり今でも「音楽が大好きなヤツ」でい続けてることに魅力を感じているんだろうなあ。

SWEET SWEETSWEET SWEET2011/06/30 02:26妄想で語る「白熱」の楽しみ方(※「白熱」の内容に触れています)


田島貴男の作る音楽を追いかけてきた人ならば、彼が変化を好み、アルバムに毎に印象の異なる作品を残してきたことは、よく知るところだと思います。
おそらく求道的にひとつの技(山下達郎にとってのカッティングのようなもの)を極めていこうというタイプではなく、その都度、心惹かれたものを素直に表現してきたのではないでしょうか。

つまり、作るものに「新鮮さ」を求め、あえて手に負えないことや、やったことのないものを進んで試してきたような気がします。
その結果、自分でも予想しなかった斬新な曲が出来上がればそれはひとつの成功だし、その時に持てる力で精一杯取り組むことが重要なので、うまくいかなかったとしてもそれはそれ、試した「結果」に関してはわりと無頓着なフシがあります。失敗を嫌わないというか。
「職人芸」よりは「閃き」、「完成度」よりはいかに「フレッシュさ」を真空パックするかに重きを置いている印象。
どうもこの辺りの優先順位が、作る側と聴く側に隔たりを作っているようです。


新作の「白熱」に関してもこの性質を面白がれるかどうかで評価が別れそうです。


凄腕のサポートメンバーといつものようにレコーディングすれば、一定の演奏水準は約束されるでしょう。それはそれで魅力あるアルバムになるはず。しかし見る角度を変えればバンドスタイルは安全なカードでもあり、今の気分ではなかったのではと予想します。
インディーズになり再始動の意味合いも強い今作では、田島貴男の原点である「宅録」のスタイルを採り、その縛りの中で、どこまで面白いものを作れるかという思惑があったのではないかと。

「白熱」からの音源は「フリーライド」しか聴けていませんが、keyillusionさんが言うように打ち込みの軽さが気になる人もいるでしょう。ひとりで全ての音を出している以上、おそらく粗さや稚拙な演奏はあると思います(現に「ボラーレ!」のインストゥルメンタルは無難に体裁を整えているだけで、音楽的な実験精神はあまり感じませんでした)。


しかし不思議なもので、未熟な演奏を補って余りある「名盤」というものは世に沢山あるもので、むしろ名盤の条件に「ド下手」というスパイスは付き物だったりします。
これがポップミュージックの面白いところで、「筋力」があるから強い音楽になるわけではなく、むしろ平然と弱いままでいるほど魅力が浮き彫りになっちゃうのがロックンロールという、この本質を田島貴男が知らないわけがないので、手に負えない危うい実験を通して「仕掛けのないマジック」を起こそうとしているのだと思います。

最大の武器である「メロディ」を活かすのはなにも流麗なサウンドばかりではないはず。
技術や成熟からはみ出した部分、デメリットを越えてなお迫ってくる部分に「白熱」の聴きどころ、面白さがあるんじゃないかな。


妄想おわり。すでに愛聴しているみなさん、「脳内白熱」の話ですのであしからず(笑)。

keyillusionkeyillusion2011/06/30 03:08面白すぎます!
いや、ここが「ブログ」であるのが本当に残念です。ブログは"議論"にはまったく向いていないメディアだと思っているので。(本当はそういうサイトを作ろうと考えたこともあるのですが…まだ時間的に難しいです)

今、正面から返せる時間がなくてすみませんが、それで思い出しました。田島が「いま敢えて一人で音楽を作り上げるやり方もありだよな」と呟いた日記があったので覚書にリンクを書いておきます。
http://diary.originallove.lolipop.jp/?eid=53

SWEET SWEETSWEET SWEET2011/06/30 03:29こう、適当な箇所をすぐにポンと取り出せるのがさすがです。

言葉にするのは本当に難しいのですが、keyillusionさんにならば、言わんとしていることが伝わるのではと思いコメントしています。
うれしいです。

なんといってもkeyillusionさんの素晴らしい「白熱」の感想から生まれた雑感でした。

2011/02/05(土)

やっと『Red Curtain (Original Love early days)』を聴いた

|  やっと『Red Curtain (Original Love early days)』を聴いた - バベルの塔または火星での生活 を含むブックマーク  やっと『Red Curtain (Original Love early days)』を聴いた - バベルの塔または火星での生活 のブックマークコメント

やっと、『Red Curtain (Original Love early days)』を聴いた。ファンクラブPrime Tuneの先行販売だ。本来、1月中旬には手に入れらるはずだった。が、自分のところだけPrime Tuneの手違い(涙)があって、半月も遅れてしまった。

f:id:keyillusion:20110203172133j:image f:id:keyillusion:20110205135201j:image

今、ブログ検索をしても、あまりこのCDのレヴューを見ない。先行発売で聴いた人はそんなに少ないのだろうか? それとも、途方のない内容にみんな口を噤んでいるだけなのだろうか?

ま、このレヴューが参考になるとは思えないけれど、誰も語っていないならば語ってしまうよ。

えと、以下では『ORIGINAL LOVE』(以下、「インディーズ盤」)は聴いている前提でレヴューします。

あと、今ここまでこの駄文を読んでいる人は、実際にCDを買うつもりのよっぽどのファンだけだろうから、9曲目以降のレヴューの部分は「続きを読む」で隠しておきます。いつでも気の向いたときに読み返してください。

'94年の小山田圭吾の推薦曲について

その前に。このCDを「待ってました!」と涙を流している人は、おおよそデビュー前('80年代)のオリジナル・ラヴを知らず、なおかつ'90年代の前半にファンになった人なのだと思う。それはなぜかというと、1994年7月号の『月刊カドカワ』(現在『別冊カドカワ』)に、小山田圭吾のコメントで、知られざるデビュー前の曲名が明かされたにも関わらず、まったくそれを知る術がなかったからだ。

あらためて引用しておくと。

THE VERY BEST OF ORIGINAL LOVE

<87~89年頃の5曲> 小山田圭吾さん(ミュージシャン)*1

  1. INTORODUCITION
  2. 少年とスプーン
  3. MR.BIG ROCK
  4. 砂嵐・電波
  5. 一秒と朝食

'94年ということは、『DESIRE』も出る前。そういえば、『DESIRE』がリリースされるときに"あの"「少年とスプーン」が収録されると知ったときの当時のファンの騒ぎと言ったら! ま、当時はインターネットも細々としていた時代だったから、地熱のような盛り上がりだったわけだけれど。


で、その後「Mr.Big Rock」の入ったインディーズ盤もリリースされて、上のうち2曲までがわかって、今回とうとう、「砂嵐・電波」と「一秒と朝食」が日の目を見ることになったわけだ。


Body Fresher」と「Original Love(Body Fresher2)」の曲順入れ替え

今回のCD、前半の8曲までは、インディーズ盤と同じ内容だ。しかし、田島の意向で、インディーズ盤とは1曲目と8曲目が入れ替わっている。

その経緯、田島自身がこう記している。…と、これは、DiaryかTwitterに書いているかと探したが、見つからなかった。「Prime Tune」会報#55から引用する。

1曲目と8曲目が入れ替わった曲順は実は、アルバム"Original Love"を作っていたときにすでにそう決められていたように記憶している。締め切り直前になって、"Original Love(Body Fresher2)"を一曲目にしたほがいいんじゃないかと、変に考え過ぎてしまった。やはり一曲目を"Body Fresher"にしたほうがよかったと、アルバムリリース後すぐに思ったのだけど後の祭り…。ずっと後悔していた。だからこの機会に直してもらった。

なるほど、たしかに印象が全然違う。

Original Love(Body Fresher2)」(以下「BF2」)は、冒頭にマーヴィン・ゲイの「What's Going On」のようなノイズが入るので、オープニング向きの曲ともいえる。しかし、「Body Fresher」はやっぱり、『Love! Love! & Love!』でもそうであったように、1曲目のほうがしっくりとくるし、「BF2」は「Darlin'」の後で聴くと、まるでアンコールやシークレットトラックのように聞こえる。

でも、「BF2」を最後に持ってくる、と言う決断を、'80年代当時ではできなかった、というのは十分に納得がいく。そもそも「シークレットトラック」が一般化したのなんてCDが普及した'90年代以降の話だし(むろん、いくつかの例外はあるが…それは大抵'70年代だな)、「次のアルバム」が出る保証がなかった当時の田島青年にとっては、無難に「BF2」をオープニングに持ってこざるを得なかったのだろう。

そして、この順番で聴くと、逆にレリーフのように浮き上がってくるのが、7曲目の「Darlin'」だ。「BF2」が"アンコール"や"リプライズ"のような感じになり、「Darlin'」は本編の"ラストソング"のような感じになるからだ。

「Darlin'」は、改めて名曲だと思った。1stアルバムにも当然のように収められた"自信作"だし、90年代以降も結構折に触れてライヴで演奏していたりするのもよくわかる。今度2月8日の「ひとりソウルショウ」でも、きっと演奏されるだろう。というか、是非演奏して欲しい。


砂嵐電波

ここから突然、音が悪くなる。ここからは、ライヴの実況収録だ。まぁ、そりゃそうか。

しかし!この音質の悪い部分を、このCDの欠点にはあげつらって欲しくはない!

あの「レッド・カーテン」の音源がディスク化されただけでも、奇跡に近いこと。そもそも、レッド・カーテンは1年足らずで、レコーディングもせずに消滅(改名)してしまったバンドなのだ。音源がリリースされるだけでもありがたい。そもそも、田島の気が向いただけでも(まるでマゾヒストのようだが)感謝しなければならないところだろう。

というか、正規にレコーディングされないと、大体このくらいの音質だと思う。それは、マイナーなものを聴きすぎた、自分の慣れなのかもしれないが。

インディーズ盤をすでに知っている人は、いきなりここから聴き始めた方が、早く耳も慣れていいだろう。

で、「砂嵐電波」。

なんとインスト曲だった!

1995年の「月刊カドカワ」内のコラムで、岡崎京子が「星の子チョビン」と歌っている曲がソレなのだと思っていたが、違っていたようだ。それとも、歌詞入りヴァージョンもあるのだろうか?

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すごいサイケなイントロ。しかし、タイトルのイメージとは違い、ノイジーではないのが意外。冒頭にカウントも入っているし、当時のオープニング曲だったのかもしれない。

クリスタル・バター・ランド

「砂嵐電波」とメドレーになっている。歌詞は英語。たぶん適当(笑)。

メロディや構成が、「Orange Mechanic Suicide」や「Body Fresher」を感じさせるところがあって、それらよりも前に作曲された曲なのだろう。田島のセンスがナチュラルに発揮された曲である。

少年とスプーン

日本語歌詞。『DESIRE』収録の曲の、原曲。

実はこれ、'80年代からファンだった人からテープを借りて聴いたことがあった。自分が持っているやつのほうが、もうちょっと音質いいかも。というのは、このCDから歌詞の聞き取りは、かなり難しいと思うから。

昔、聞き取ったときの記憶を辿って聴くと、家出した少年がスプーンに乗って海に冒険に出るが、とうとう折れてしまって云々かんぬん…といった感じだったなぁ。このCDでは、何度聴いてもよく聞き取れない。

それにしてもこれは、やっぱり名曲だな。変拍子のところは、'96年の田島も「今じゃ自分でも作れないコード進行」と言っていたし、まさに「天才」の片鱗を感じる。それが甘いアルペジオのメロディと相まって高まる。本当にいい曲だ。この原曲が日の目を見て、本当に良かった。『DESIRE』で好きだった人も、いっそう好きになったのではないか。

キャリアーズ

ゴシックな曲。たぶん、キュアーの影響? 詳しい人のフォローを求む。


ロデオ・ソング

「少年とスプーン」に並ぶ大作。これは名曲!

ロデオのような軽快なメロディなのは一部だけ。一転サイケになったり、ニューウェイヴっぽいメロディになったりする。1曲の中にどれだけぶちこみたいんだ!?とつっこみたくなるほど詰まっている。

もっと整理されればいいのに、ではなくて、このぶちこみ具合こそが、田島の「初期衝動」なのだと思う。

ここ最近の作品の「垢抜けなさ」は、田島の才能の枯渇なのではなくて、やっぱり原典回帰なのかな、と思うのだが。「髑髏」なんかは、こういう曲が源泉になっているんだろう。

Mr.Big Rock

歌詞が違う!

えっ!あの勢いだけの「インディーズ盤」でさえも、手直しをしたものだったの!?(笑)

ブリッジにギターソロが入っているのがポイント。その分、少し大掛かりになっている。


Orange Mechanic Suicide

イントロのメロディをベースが弾いている。曲の構成自体は『Original Love』収録のヴァージョン(このCD5曲目)と同じなのだが、こちらはライヴならではの勢いがある。当時は、アンコールの1曲だったらしい。今度の「ひとりソウルショウ」でも、それを期待。

後追いのファンだからこそ、このインディーズ版を聴くたびに思うのだが、1stアルバムの『Love! Love! & Love!』のヴァージョンを聴いたときの、当時のファンの衝撃はすごかっただろうな。どうすれば、これがあんなにムーディな1曲になるのかな!?

一秒と朝食

パンクとサイケとニューウェーヴがごちゃ混ぜになったような曲。めくるめく展開。このころの田島の頭の中はどうなっていたんだろう。


Talkin' Planet Sandwich

「Red Curtain」時代の音源が二つ。初ライヴから間もない、1986年和光大学でのライヴと、これまで一番古い音源とされていた『Attack of Mushroom People』からの再収録。インディーズ盤ではアコースティックだった曲だが、ここではパンキッシュな曲になっている。ライヴヴァージョンの方が勢いがあっていい。

*1:他に観月ありさ、松任谷由美、石田純一、松浦俊夫(U.F.O.)などが選んでいた。

CDJCDJ2011/02/07 19:40祝ふっかつ!!ぱちぱちぱち。 でレッドカーテンですが、自分はライブの時に買うので、聴いてません。ので、続きは読むは、後で読みますね。今年は、一番昔の音源と一番最新の音源が聴けるのか?
ライヴでのコメント、必見です。

keyillusionkeyillusion2011/02/12 01:36どうもありがとうございます! 半年くらいのサボりは何回かやってましたが、今回が一番開きましたかね。

ライヴはいかがでしたか?
「ニューアルバム」と言及したようですね。単に新曲をやっていた今までとは違う感じです。期待せずに待ってます。

samsam2012/01/06 14:07お邪魔します。
今更CD買いました。オリジナルのレコードは持ってます。
少年とスプーンの歌詞ですが、自分の記憶では
「急に曲がって折れたよ」「もったいないから戻すよ ヘイヘーイ」で、超能力によるスプーン曲げの話が盛り込まれております。

『この頃の田島の頭の中』については、
当時、私がバイトしていた古着屋に田島さんが来て、
店の真中に数分間ただ突っ立っていました。
その時知り合いからいただいたオリジナル・ラブのデモテープをかけていたので、それを聴いていたのか・・
どう見ても何も考えていない風でしたが(笑)
またレッドカーテンの最後のライブの時の田島さんの眼がイってしまっていて大変怖かったです。

samsam2012/01/06 14:21すみません。書き忘れました。
『砂嵐電波』の覚えている歌詞です。
出だし↓
ドアーの向こう誰かいる(死ぬ) モンシロ(モンキ)チョウ ヒラヒララ」
「鉄屑は鼓膜のー中にー」
後は聞き取れない単語がたくさんあって・・スミマセン!

keyillusionkeyillusion2014/10/29 02:05>「急に曲がって折れたよ」

あれはスプーン曲げも含んだ歌だったんですね。「もったいないから戻すよ」はそういう意味だったんですか。そういう耳で聴けば、もう少し聞き取れる歌詞もあるかもしれません。


すみません、2年遅れのフォローで…。たまたま気づきました。